ハムステッド・ヒース警察隊
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「ハムステッド・ヒース」の記事における「ハムステッド・ヒース警察隊」の解説
ハムステッド・ヒース警察隊は12の支隊からなり、うち2隊は英国警察幹部学校(英語版)および内務省の基準を満足する多目的警察犬を装備する。警察隊は1992年以降ヒースの警備を担当している。 この警察隊には、ロンドン市警察より以前に、1967年成立の法律、Ministry of Housing and Local Government Provisional Order Confirmation (Greater London Parks and Open Spaces) Act 1967によりヒースでの警察権が付与されている。1967年の法律はロンドン市を対象として含んでいないが、1989年成立の法律 London Government Reorganisation (Hampstead Heath) Order 1989によってロンドン市がヒースに果たす役割が、グレーター・ロンドン・カウンシルが以前果たしていたものと同様になったことにより、ハムステッド・ヒース警察隊の警察権が有効となったが、これはヒース内部だけで行使可能で、ロンドン市の施政下にあるほかの場所では行使できないことになっている。 ハムステッド・ヒース警察隊には、1878年成立の法律、Corporation of London Open Spaces Act 1878により、シティ・オブ・ロンドン・コーポレーションが管理する、この法律に除外が明記されているエッピング森を除く公共空間での警察権も与えられている。ハムステッド・ヒース警察隊の公共空間での警察権は、法律によって担保されている。ハムステッド・ヒース警察隊はロンドン警視庁と緊密に連携を取り、重大犯罪の捜査はロンドン警視庁に、地域の犯罪捜査はグレーター・ロンドン警察に引き継がれる。ハムステッド・ヒース警察隊はロンドン市警察とも連携し、訓練や物資の供給を受けている。 ハムステッド・ヒース警察隊の費用はシティ・オブ・ロンドン・コーポレーションの基金と寄付で賄われ、ハムステッド・ヒース警察隊の活動は2000年情報公開法(英語版)の対象外とされている。港湾警察など、ほかの地域警察とこの点は対照的である。
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