ノンプリエンプティブ‐マルチタスク
《non-preemptive multitaskingから》コンピューターのマルチタスク処理の一方式。オペレーティングシステムがCPUの管理をせず、各アプリケーションソフトがCPUの未使用時間を開放することにより、同時実行を可能とする。疑似マルチタスク。協調的マルチタスク。→プリエンプティブマルチタスク
ノンプリエンプティブマルチタスク
【英】nonpreemptive multitasking, cooperative multitasking, pseudo multitasking
ノンプリエンプティブマルチタスクとは、OSのマルチタスク機能の実現方法の1つである。
ノンプリエンプティブマルチタスクでは、CPU解放はそのプログラムに依存する。従って、1つのプログラムがCPU使用中は、他のプログラムのCPU割り当ては制限される。ノンプリエンプティブマルチタスクは「協調型マルチタスク」とも呼ばれ、動作するプログラムが他のプログラムと相互動作可能に設計されている必要がある。
ノンプリエンプティブマルチタスクのOSとしては、Windows 3.1が該当する。
ノンプリエンプティブ・マルチタスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 14:30 UTC 版)
「マルチタスク」の記事における「ノンプリエンプティブ・マルチタスク」の解説
各タスク自身が、短い時間間隔でOSに処理を返す方式によって実現されているものを、ノンプリエンプティブなマルチタスク、協調的マルチタスクという。例えばイベント待ち行列を参照する際などにタスクが自分でOSに制御を渡す(NetWareの様にシステムコールの都度制御を返す実装もある)。OSがCPU資源を管理する必要がないので処理は少ない。しかし、長時間CPUを占有し続けるタスクが存在すると、実質的にシングルタスクと同じになってしまうという欠点がある(例えば、特定のタスクが無限ループに陥るなどOSに処理をかえせなくなると、他のタスクを道連れにしてシステムがハングアップする結果になる。かつてのMac OSやWindows 3.x、Windows 9x系における16bit Windowsプログラムの動作、などはこの方式である)。
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ノンプリエンプティブマルチタスクと同じ種類の言葉
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