ネレトヴァデルタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 18:56 UTC 版)
ボスニア・ヘルツェゴビナの町や村を流れて来たネレトヴァ川はクロアチアでアドリア海に流れ込むが、下流域では豊かな湿地帯であるデルタを形成しラムサール条約にもリストされ国際的にも重要である。クロアチア下流域の低地ではネレトヴァ川は多数の流路に分かれ約12,000haのデルタ地帯を形成している。クロアチアでは流路の削減と埋め立ての計画があり、現在3つの流れに整備されている。以前は12の流れがあった。かつて点在している湿地、ラグーン、湖は、現在の平野からは消えてしまい、古い地中海湿地の断片のみが残っているのみである。ネレトヴァ川のデルタ地帯を自然公園にすることも提案されている。現在、この地域では様々な生息環境があり、注目される美しい景色が広がっている。デルタ地帯の保存地域箇所は5カ所に上り全部で1,620haを占めている。保存個所では鳥類や魚類が保護され景色も守られている。
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