河川及び湖沼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/21 05:12 UTC 版)
クロアチアの領地の62%は黒海起源の河川の流域で占められている。国内を流れる大きな川には、ドナウ川、サヴァ川、ドラーヴァ川、ムール川、クパ川がある。遺跡がアドリア海起源の川にある。最も長い川はネレトヴァ川である。クロアチアの長い川は 562キロメートル (349 mi)のサヴァ川、505キロメートル (314 mi)のドラーヴァ川、296キロメートル (184 mi)のクパ川、そして 188キロメートル (117 mi)のドナウ川である。アドリア海に注ぐ川のうち長いものは、101キロメートル (63 mi)のツェティナ川、20キロメートル (12 mi)のネレトヴァ川だけである。 クロアチアでの大きな湖には、ダルマチアの北に位置する30.7km2 (11.9 sq mi)のヴラナ湖、17.1km2 (6.6 sq mi)のヴァラジュディンの近くのドラーヴァ湖、ツェティナ川の13.0km2 (5.0 sq mi)もあるPeruća湖(貯水池)、11.1km2 (4.3 sq mi)スクラーディン近くのProkljan湖そして、10.1km2 (3.9 sq mi)のヴァラジュディン近くのドラーヴァ川の起点となっている貯水池でもあるヴァラジュディン湖がある。クロアチアで最も有名な湖はプリトヴィツェ湖群で、16もの湖から成っていて、ドロマイトと石灰石の岩盤とともに、小滝の連続によってつながっている。その湖はその特徴的な色によって有名であって、ターコイズからミントグリーン、グレーそして青色にまで及ぶ。クロアチアには湿地帯が豊富にある。それらのうち4つは、ラムサール条約によって保護されていて、シサク近くのサヴァ川とLonja川に沿ったロニュスコ・ポリェ、ドラーヴァ川とドナウ川の合流地点にあるコパチュキ・リトゥ、ジャストレバールスコ近くのネレトヴァデルタとCrna Mlakaである。 年平均降水量と蒸発量はそれぞれ、1,162ミリメートル (45.7 in)と700ミリメートル (28 in)である。全ての水の出入りを考慮すると、全てのクロアチアの水源は、一年一人あたり25,163立方メートル (888,600 cu ft)で、そのうち5,877立方メートル (207,500 cu ft)はクロアチア国内の水源由来である。
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