西島紫馥【ニシジマシフク】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10052号 |
登録年月日 | 2002年 3月 25日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 西島紫馥 よみ:ニシジマシフク |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 西嶋時太 | |
品種登録者の住所 | 山口県大津郡油谷町大字向津具下1129番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 西嶋時太 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、育成者所有の香り米在来種の変異株から選抜して育成された固定品種であり、育成地(山口県大津郡湯谷町)における成熟期は中生の中、長稈、頴色及びふ先色が紫、玄米に香りを有する水稲、粳種である。草型は穂重型、稈長は長、稈の細太は太、剛柔は剛、止葉の直立の程度はやや垂、穂長は長、穂数は少、粒着密度は密、穂軸の抽出度は長、穂型は紡垂状、穎色、ふ先色及び護頴の色は紫、芒の有無と多少は多である。玄米の形はやや円、玄米の大小は中、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は下の上、玄米の香りは有である。出穂期は中生の早、成熟期は中生の中、耐倒伏性は弱である。「ヒエリ」と比較して、穂長が長いこと、頴色が紫であること等で、「高知在来」と比較して、穂長が長いこと、頴色、ふ先色及び護頴の色が紫であること等で、「和歌山在来」と比較して、穂長が長いこと、頴色、ふ先色及び護頴の色が紫であること、玄米が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和57年に育成者所有の香り米在来種から変異株を発見し、以後、選抜と増殖を重ね育成された固定品種であり、平成10年に特性検定試験を行い、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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