ナメイスリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/07 01:48 UTC 版)
「バルト・キングダム」の記事における「ナメイスリング」の解説
ナメイスリング(英語版)、ナメイスの指輪は、ラトビアの伝統的なジュエリーであり、自由、独立、ラトビアらしさの象徴が込められている。ゼムガレの王ナメイスの名が冠されているが、最初のリングが作られた12世紀には、彼はまだ誕生していなかった。1920年代に考古学者がリングを発見し、そのほとんどが古代ラトガリアの土地で見つかり、ナメイスがナメイスリングとは何の関係もなかったことが証明された。 ラトビア銀行によると、12世紀から15世紀初頭にかけて、バルトの部族が住む全ての地域でこのタイプの指輪が広まり、主に女性が身につけていた。1930年代にダグマル城跡地(ラトビア語版)でこのタイプの2つの指輪が発見され、複製が作られ人気を博した。この指輪がナメイスの名にちなんで名付けられたのは、アレクサンダー・グリーンの小説「Nameja gredzens」(ナメイスの指輪)と、ルドルフ・リベルツ(ラトビア語版)の肖像画に由来している。 3つのねじれた銀色の部分は、ラトビアを構成するクルゼメ、ヴィドゼメ、ラトガレの古代ラトビアの土地の統一を象徴している。2009年にはラトビアの硬貨1ラッツに刻印され、2014年のユーロ統一まで使用された。
※この「ナメイスリング」の解説は、「バルト・キングダム」の解説の一部です。
「ナメイスリング」を含む「バルト・キングダム」の記事については、「バルト・キングダム」の概要を参照ください。
- ナメイスリングのページへのリンク