ナメイシス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/07 01:48 UTC 版)
ナメイシス(ラトビア語版)(Nameisis)は、1272年から1281年頃、ゼムガレの公爵として歴史に登場する人物。1272年、ゼムガレの貴族の一人として、リヴォニア帯剣騎士団およびリガ大司教(英語版)と同盟を結ぶ。1279年、ナメイシスはリトアニア大公国のトライデニス公爵と同盟を結び、ゼムガレ人を率いて十字軍に対して反乱を起こした。ティシュルヴェテ城にあるリヴォニアの守備隊を倒すことに成功した。その後も攻防を繰り返すが、1281年リヴォニアが大軍で攻めてくると、ナメイシスは平和条約を締結、ティシュルヴェテの土地は守られる。条約後、ナメイシスはリトアニアに向かい、トライデニス公爵と共に十字軍と戦うがそこで彼の記録は途切れる為、戦死・死亡したと推定されている。 アレクサンダー・グリーンの1931年の小説「Nameja gredzens」(ナメイスの指輪)に描かれるが、これは幾つかの歴史的事実を基にしたフィクションである。
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