ナゴリとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ナゴリの意味・解説 

なごり【余波】

読み方:なごり

《「なみのこり」の音変化

波が打ち寄せたあと、渚のあちこち残っている海水海藻など。

難波潟(なにはがた)潮干の—よく見てむ家なる妹が待ち問はむため」〈・九七六

強風吹きやんだあとでもまだその影響残っている波。なごろ。

「風しも吹けば、—しも立てれば」〈催馬楽紀の国


なごり【名残】

読み方:なごり

《「余波(なごり)」から》

ある事柄過ぎ去ったあとに、なおその気配影響残っていること。また、その気配影響余波(よは)。「台風の—の高波」「古都の—をとどめる

人と別れるときに思い切れない気持ちが残ること。また、その気持ち。「尽きない—」

物事最後終わり。「この世の—」

一期(いちご)の—ぢゃと思うて清水参って」〈狂言記武悪

亡くなった人をしのぶよすがとなるもの。忘れ形見子孫

「かの維時(これとき)が—は、ひたすら民となりて」〈増鏡新島守

病後のからだに残る影響

「いと重くわづらひ給へれど、ことなる—残らず」〈源・夕顔

残り残余

弥生中の六日なれば花はいまだ—あり」〈平家・三〉

名残の折」「名残の茶」などの略。


余波

読み方:ヨハ(yoha), ナゴリ(nagori

舟や台風通り過ぎたあとなどに、その影響立っている波


名残

読み方:ナゴリ(nagori

そのこと終わった後に、それを思わせるものが残っていること


名残

読み方:ナゴリ(nagori

所在 福岡県宗像市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ナゴリ」の関連用語

ナゴリのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ナゴリのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS