トラヤヌス帝による拡張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/29 13:37 UTC 版)
「オスティア港」の記事における「トラヤヌス帝による拡張」の解説
皇帝トラヤヌスはAD103年に、クラウディウスが造営した港の奥に、39ヘクタールの六角形の港を築造した。この港はテヴェレ川とクラウディウスが造営した港、およびティレニア海とは運河で結ばれていた。この運河の一部は後にローマ教皇グレゴリウス13世とパウルス5世により修復され現在でも船舶が通行が可能だ。この運河は「トラヤヌス水路」と呼ばれているが、実際にはクラウディウス帝が築造したものである。トラヤヌス帝が築造した六角形の港は、現在はフィウミチーノの住宅地とフィウミチーノ空港の間にある倉庫などがまばらに建つ緑地帯に池として残っている。 オスティア港は古代ローマ期の約500年にわたって帝都ローマの主要港湾として機能し、(穀物だけでなく)陶器やガラス、大理石、奴隷、コロッセオで戦わせるためにアフリカで捕獲された珍しい動物などあらゆるモノがこの港を経由して運ばれた。
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