トラフィック増大に対する懸念・批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 03:49 UTC 版)
「Skype」の記事における「トラフィック増大に対する懸念・批判」の解説
「ネットワークインフラただ乗り論争」も参照 2000年代中盤にネットワークインフラただ乗り論争が激化した時期があり、その際にSkypeは、YouTubeなどの動画共有サービスとあわせ、インフラに対して対価を支払うことなくインターネット上でトラフィック(帯域)を占有し事業を展開していることをインフラ事業者から問題視され、インフラ事業者に対して対価を支払うべきではないか、と、批判を浴びた。特にSkypeについては、2006年1月にNTTの社長が特に名を挙げて懸念を示している。 批判がある一方で反論も多く、この「インフラただ乗り論争」全般についての結論は出ていない。 Skypeについては、同様に批判が行われている動画配信などの数十Mbpsから数Mbps単位で帯域を使用するサービスに比べ、少なくとも現状のプログラムでは、ビデオ通話機能を利用した場合の通話時でも一時的に数百kbps単位で帯域を使用するサービスに過ぎず、利用者数の差を勘案してなお、通信量は微々たるものであり、批判するに値しないのではないか、という声も少なくない。 なお、NTTドコモのFOMA定額データプランの定額対象アクセスポイントにおいてはVoIPプロトコル制限が実施されており、Skypeが「ご利用できない通信」として挙げられていた。ただし、SkypeについてはVPNトンネルを経由しているためか実際には通信が遮断されているという報告はなく、その後Webサイトやパンフレットからは個別具体的なアプリケーション名は削除されている。
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