トラディショナル競技の進行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 15:19 UTC 版)
「スポールブール」の記事における「トラディショナル競技の進行」の解説
トラディショナル競技は、上記6種目のうちシングルス、ダブルスがこれに該当する。まれにトリプルス(3人対3人で1人2球ずつ)やフォアーズ(4人対4人で1人2球ずつ)も行われる。名前の通りスポールブールの種目の中で歴史が古いもので、ビュット(目標球)に相手よりいかに自分のボールを近づけるかを競うものである。 このゲームの進め方は以下の通りである。 コイントスまたはジャンケンによって、先攻のチームを決める。 先攻チームがビュットを転がし、コートの有効範囲内で止まったところをターゲットにする。 先攻チームが、ビュットに近づけるべくポワンテを行う。 次に後攻チームが、相手ボールよりもビュットに近づけるべくポワンテを行う。または、相手ボールがビュットにかなり近くそれ以上自分のボールを近づけることが難しい場合は、ティールを行い、相手のボールを弾き飛ばす。 自分のボールが相手ボールよりビュットに近づくまで、連続でポワンテまたはティールを行う。自分のボールを全て使い、相手ボールのみが残っている場合、相手がこれを使いポワンテまたはティールを行う。 両チームがボールを全て投球した時点で、得点を数える。相手チームのボールよりもビュットに近いボールの数が、そのメーヌ(セット)で得た点数になる。これで得点を得た方が次のメーヌでビュットを転がす。これをいずれかのチームが13点を獲得するまで続ける。 ゴルフなどのスポーツと同様、スポールブールのトラディショナル競技は元来、審判員が存在しないセルフジャッジ(試合を行っている両チームの選手自身が競技規則に照らして判定する)の競技であり、フェアプレーの精神はスポールブールに欠かせない要素とされている。また、相手チームの失投を喜んだりそれを態度に出したりすることは、慎むべき行為として忌避される。
※この「トラディショナル競技の進行」の解説は、「スポールブール」の解説の一部です。
「トラディショナル競技の進行」を含む「スポールブール」の記事については、「スポールブール」の概要を参照ください。
- トラディショナル競技の進行のページへのリンク