トラディッショナル・オープナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 14:05 UTC 版)
「シンシナティ・レッズ」の記事における「トラディッショナル・オープナー」の解説
かつてはアメリカ合衆国最古のプロ球団であるレッズに敬意を表して、レッズは全球団に先駆けて、必ず本拠地で開幕戦を行った。基本的には前年のナショナルリーグ優勝チーム(レッズが優勝した翌年は任意に選択)と対戦し、同じ日に開幕する場合でも他の試合は全てレッズの試合よりも遅く開始するのが習わしとなっていた。これを「トラディッショナル・オープナー(Traditional Opener)」と呼んだ。 しかし、1986年にデトロイト・タイガースが「日程上の理由」でこの慣行を初めて破り、レッズの試合よりも早くボストン・レッドソックスとの開幕戦を行った。シンシナティの市議会は「デトロイトからの航空機の乗り入れを禁止する」という決議(ただし効力はなかった)まで行い、抗議の意を表した。なお、このデトロイトでの試合ではタイガースの開幕投手ジャック・モリスが投じた初球を、レッドソックスの一番打者ドワイト・エバンスが本塁打を放ち、MLB史上初の「開幕戦初球本塁打」が記録されることとなった。
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