トゥルカス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/02 04:09 UTC 版)
トゥルカス(Tulkas)は「不屈なる者」を意味するアスタロド(Astaldo)の異名を持つ。ネッサの配偶者。ヴァラールの闘士。 最も体力と武勇に優れたヴァラであり、メルコールと戦うためにアルダにやってきた最後のヴァラールでもある。メルコールは彼を見て逃げ、平和な時代「アルダの春」が始まった。 二つの灯火が建ち、ヴァラールがアルマレンに住み始めて後、トゥルカスは大いなる宴でネッサを娶った。彼は疲れて満足して眠り、その時にメルコールは復讐を決意した。 トゥルカスは角力や力比べを喜んだ。武器を持たず、馬にも乗らなかった。過去も未来も気にしなかったので、良い相談役とはいえなかったが、力強い友であった。敵を前にしても笑いを絶やさず、恐ろしげではない。しかしすぐに怒ることはなかったが、すぐに許すこともなかった。このため、メルコールの解放に反対したヴァラールの1人である。 また、トゥルカスは性急な性格だった。エルフの覚醒の前に他のヴァラールに対しメルコールとの戦いをするように主張し、二つの木が枯れた時にもフェアノールに対しシルマリルを急いで返すよう強いている。
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