デュボネとは? わかりやすく解説

デュボネ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/02 09:23 UTC 版)

Dubonnetのポスター。 ジュール・シェレ

デュボネとは、混成酒の1種。しばしばアペリティフとして飲用される[1]。また、ストレートやオン・ザ・ロックの他、カクテルの材料として使われることもある。

概要

販売元はデュボネ社[2]。赤ワインにキナの皮を漬け込み、樽で熟成することで製造される。アルコール度数は16度[1]

なお、ホワイトも存在する[3]

飲用法

導入のとおり、その香味からアペリティフとして飲用される。また、デュボネを利用したカクテルには、同名のカクテルである「デュボネ」(「ザザ」とも)や「デュボネ・フィズ」がある。

デュボネ・カクテル[4]ザザ[5]
デュボネ、ドライ・ジンをそれぞれ1/2ずつ。ステアであればデュボネ・カクテル、シェイクであればザザとなる。
デュボネ・シトロン[6]
デュボネ = 30ml、レモン・シロップ = 30mlを混ぜたものをタンブラー(容量240〜300ml程度)に注ぎ、よく冷やした適量の炭酸水でグラスを満たせば完成である。
デュボネ・フィズ
オレンジ・ジュース(果汁を絞ったもの)半個分、レモン・ジュース(果汁を絞ったもの)1/4個分、チェリー・ブランデーを1ティースプーン、デュボネ1グラス分をシェークし、ミディアムサイズ・グラスに注いだのち、ソーダ水を満たす。

なお、(デュボネのラベルにも書かれていることだが)ストレート、オン・ザ・ロック、カクテル、いずれの飲み方でも、必ず冷やして飲む[7][8]

イギリス女王エリザベス2世は昼食前にデュボネ1/3、ジン2/3にレモンスライスを添え氷を入れたカクテルを飲むことを楽しみにしていた[9]

関連項目

出典

  1. ^ a b カクテル大辞典800 p299
  2. ^ カクテルの辞典 p87
  3. ^ カラーブックス 828 洋酒入門 p.42
  4. ^ サヴォイ・カクテルブック p62
  5. ^ サヴォイ・カクテルブック p181
  6. ^ 浜田 晶吾 監修 『カクテル教室』 p.42、p.43、p.170 日東書院 1971年7月10日発行
  7. ^ カラーブックス 828 洋酒入門 p.141
  8. ^ 吉田 芳二郎 『カラーブックス 154 洋酒入門』 p.123 保育社 1968年8月1日発行
  9. ^ エリザベス女王について、あなたが知らなかったかもしれない豆知識 フィガロジャポン

参考文献



デュボネ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 03:59 UTC 版)

独立懸架」の記事における「デュボネ」の解説

フランス富豪レーシングドライバーパイロットでもあったアンドレ・デュボネ(フランス語版英語版)(André Dubonnet 1897 - 1980)が1927年考案キングピン車台側に固定しナックルスイングアーム取り付けたもの。ばね下重量小さくキングピン動かないため、ジオメトリー変化もないことを特徴とする。しかしキングピンオフセット大きくなるため、キックバック強くキングピン回り慣性重量大きくなるなど欠点少なくなく、また各部消耗により早く性能劣化しやすいという致命的な欠点がある。このため1930年代一時的な採用例が見られた以外には実例少ない。1934年シボレーに「ニー・アクション」の名称で採用されたが、耐久性不足を露呈し以後採用中止されたことで有名。

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