デジタル‐ペーパー【digital paper】
読み方:でじたるぺーぱー
電子ペーパー
別名:デジタルペーパー
【英】electronic paper
電子ペーパーとは、電気的に表示を行うディスプレイであるが、紙の特長といえる極めて薄い等の利点を実現した、薄型ディスプレイのことである。特にスタイラスペンによる書き込みが可能なものを指す場合もある。
電子ペーパーに求められる基本的な要素として、軽さ、薄さ、視認性、持続性、などを挙げることができる。電子インクが用いられるため、表示された画像は書き換えが行われるまで(電源を切っても)表示内容を保持できる。加えて、「曲げることが可能」という柔軟さも電子ペーパーの要素として求められる。この柔軟さはフレキシブルディスプレイにより実現可能ではあるが、2013年時点では民生品が登場するには至っていない。
電子ペーパーは、特定の波長(光)のみを反射するコレステリック液晶材料を採用した青・緑・赤それぞれの液晶層の前後に透明電極を設置して電圧をかけ、液晶分子の向きを変えることで色を選択し、フルカラー表示を実現する。電子ブックや電子ノートの他、電車の中吊り広告などのデジタルサイネージ、店舗における値札表示、湾曲した壁面での情報掲示など、多種多様な用途がある。
ディスプレイ: | 単純マトリックス方式 デュアルディスプレイ 電子粉流体 電子ペーパー デジタルフォトフレーム テレスカウター デジタルディスプレイ |
デジタルペーパー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 06:17 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動デジタルペーパー(英語: Digital paper)は、インタラクティブペーパー(英語: interactive paper)とも呼ばれる。手書きのデジタルドキュメントを作成するためにデジタルペンと組み合わせて使用されるパターン化された用紙[1]。印刷されたドットパターンは、紙の位置座標を一意に識別する。デジタルペンはこのパターンを使用して手書きを保存し、コンピューターにアップロードする。
紙
ドットパターンは一種の2次元バーコードである。最も一般的なのは、独自のAnotoドットパターン。Anotoドットパターンでは、紙は約0.3 mmの間隔でグリッドに分割され、ドットは4つの方向のいずれかでわずかにオフセットされた各交差点の近くに印刷される。ペンのカメラは通常6x6のドットグループを記録する。完全なパターンは、669,845,157,115,773,458,169ドットで構成され、460万km²を超える領域を含むと主張されている(これは、73兆枚のレターサイズの用紙に相当する)[2]。
完全なパターン空間はさまざまなドメインに分割され、これらのドメインを使用して、紙の種類を定義したり、紙の目的を示したりすることができる(たとえば、メモの書式設定、パーソナルプランナー、ノートブック紙、付箋紙など)。
Anotoドットパターンは、少なくとも600 dpiの解像度の標準的な印刷プロセスとカーボンベースの黒インクを使用して、ほぼすべての用紙に印刷できる。紙は、一辺が2mmを超える任意の形状またはサイズにすることができる。インクは、デジタルペンから送信された赤外光を吸収し、ペンには、紙から反射した光のパターンを解釈する受信機が含まれている。非炭素ベースの黒を含む他の色のインクを使用して、ユーザーには表示され、ペンには表示されない情報を印刷できる。
参考文献
- 署名者、ビート:インタラクティブペーパーおよびクロスメディア情報スペースの基本概念、 2008年5月、ハードカバー、276ページ、ISBN 3-8370-2713-9 (10)、 ISBN 978-3-8370-2713-6 (13)
- 署名者、ビートとノリー、モイラC。:インタラクティブペーパー:過去、現在、未来、PaperComp 2010の議事録、第1回ペーパーコンピューティングに関する国際ワークショップ、デンマーク、コペンハーゲン、2010年9月(プレゼンテーション)
脚注
外部リンク
- デジタル・ペーパーのページへのリンク