ディジョン美術館所蔵
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「シャンモル修道院」の記事における「ディジョン美術館所蔵」の解説
メルキオール・ブルーデルラムが描いたディジョンの祭壇画。 左翼は「受胎告知」、「聖母のエリザベト訪問」 右翼は「神殿奉献」、「エジプトへの逃避」 (1393年 - 1399年) 現在多くの作品がブルゴーニュ大公宮殿に併設されたディジョン美術館の所蔵になっている。『モーゼの井戸』などから散逸したものが考古学博物館にある。ディジョン美術館所蔵の主要な作品は以下である。 二枚のパネルを持つ祭壇画で、フランドルの彫刻家ジャック・ドゥ・ベアズが手がけたおそらく現存している最後の作品といわれ、同時に唯一の15世紀後半以前にネーデルラントで作成された祭壇画最後の完成品とされている。パネル外側の大部分には現存する唯一のメルキオール・ブルーデルラムの絵画があり、これは初期フランドル派成立過程の検証において非常に重要な作品である。ブルーデルラムはベアズの彫刻部分の彩色と箔押しも手がけている。 ブルゴーニュ公フィリップ2世に棺とジャン1世と公妃マルグリットの棺。棺の彫刻はフランス革命で破壊されており、フランス革命で破壊される以前の古いスケッチや版画をもとにして19世紀に復元された。 フィリップ2世が埋葬されるときに被っていた黄銅とガラスの王冠。 『モーゼの井戸』に彫刻されていたキリストの磔刑の頭と胴体部分。 『聖ゲオルクの祭壇画』は15世紀の祭壇画で、磔にされたキリストの足もとに描かれた修道士が寄進したものとされている。 シャルル=アンドレ・ヴァン・ロー (Charles-André van Loo) の2枚の祭壇画。1741年により古い作品から置き換えられた(一つは『聖ゲオルクの祭壇飾り』)。
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