テレリの友
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/20 08:10 UTC 版)
クイヴィエーネンからの旅を続け、ベレリアンドの西岸、シリオンの河口近くに辿りついたけたテレリは、オルウェを王にかつぎ、西岸に留まった。ウイネンは夫のオッセとともに、かれらを助けた。 後にアルクウァロンデにおいて、フェアノール率いるノルドールによる、オルウェの民の殺害がおこると、オルウェはオッセに助けを求めたが、かれは来なかった。ヴァラールは、オッセがノルドールの帰還を妨げることを、禁じたためである。しかしフェアノールの船団はウイネンの怒りを受け、多くの船と船乗りを失った。
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テレリの友
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 01:57 UTC 版)
クイヴィエーネンからの旅を続け、ベレリアンドの西岸、シリオンの河口近くに辿りついたけたテレリは、オルウェを王にかつぎ、西岸に留まった。オッセは妻のウイネンとともに、かれらを助けた。かれはしばしばバラール島を訪れ、テレリに海の全ての知識と音楽を授けたため、テレリは海を愛した。 テレリをアマンに運ぶためにウルモが現れると、オッセはかれの支配域からテレリが去るのを深く悲しみ、中つ国に留まるように説いた。テレリの多くはオルウェとともに大海をこえたが、かれらのうちオッセのもとめに応じたものたちは、ファラスにブリソンバールとエグラレストの港を築き、中つ国で最初の船乗り、最初の船大工となった。かれらは「ファラスのエルフ」ことファラスリムと呼ばれ、キーアダンが統治者となった。 孤島に乗ったオルウェの一党は、ウルモに運ばれて大海を越えていったが、オッセはこれを追い、アマンの手前、エルダマール湾で声をかけた。声を聴いたテレリはウルモに止まるように願い、ウルモは止まった。オッセはウルモの命によりこの島を海底と繋ぎとめ、テレリはこの離れ島、トル・エレッセアに長く住んだ。このためかれらの言葉はアマンに住むヴァンヤールやノルドールと異なるものとなった。やがてテレリのアマンへの憧憬は高まり、ウルモに命じられたオッセはかれらに船作りの技を伝えた。オッセは餞として白鳥を送り、テレリの船は白鳥たちに引かれてアマンに至った。怒りの戦いのあと、トル・エレッセアには中つ国から来たエルダールたちが住んだ。 後にアルクウァロンデにおいて、フェアノール率いるノルドールによる、オルウェの民の殺害がおこると、オルウェはオッセに助けを求めたが、かれは来なかった。ヴァラールは、オッセがノルドールの帰還を妨げることを、禁じたためである。しかしフェアノールの船団はウイネンの怒りを受け、多くの船と船乗りを失った。
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