ティーズ原宿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 18:30 UTC 版)
「原宿セントラルアパート」の記事における「ティーズ原宿」の解説
ティーズ原宿(t’s harajuku)は、原宿セントラルアパートの跡地で1999年(平成11年)11月に開業した商業施設である。これは、東武百貨店が所有する約2,057平米の敷地を竹中リアルティが約10年間の事業用定期借地方式で借り上げ、施設の企画、建物の設計・施工、管理計画、テナント誘致・契約、イベント開催、PR活動までを竹中工務店が行った事業であった。 完成した建物は地上3階、地下1階建て延べ床面積は5,205平米、そのうち店舗面積は3,674平米で、総事業費は約20億円だった。施設には、GAP(ギャップ)、ピッツア・エクスプレス(PizzaExpress)のほか、ソニープラザなど合計5店がテナントとして入居し、このうちギャップは店舗面積約700坪で日本最大の旗艦店であった。また、3階に入居していたピッツア・エクスプレスは、ここが日本進出一号店であった。 「ティーズ原宿(t’s harajuku)」の名称は、事業主である竹中工務店(T)や東武百貨店(T)、さらにtrendy(トレンディ)やthematic(テーマ性)といったコンセプトなど、関連する様々な「t」を表現したものだったという。DJ T'sとは関係はない。 ティーズ原宿にはICSC 国際デザイン開発賞・最優秀賞をはじめ、グッドデザイン賞、東京建築賞優秀賞など、多数の受賞歴がある。竹中リアルティによる借地契約は1998年(平成10年)11 月からの11年8ヶ月間であり、施設は2010年(平成22年)1月に営業を終了、建物も同年中に解体された。 青山・表参道地区において竹中工務店が総合プロデュースを行った類似事業としてはほかに、同じく原宿セントラルアパートの跡地の北側部分に竣工した「ワイ・エム・スクウェア原宿」や、港区南青山に完成したプラダの日本旗艦店「プラダ南青山」などがある。
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