ツ1400形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 18:35 UTC 版)
「国鉄ツ1300形貨車」の記事における「ツ1400形」の解説
ツ1400形は、1929年(昭和4年)度より1931年(昭和6年)度にかけて鉄道省工場にてワフ8000形(300両)から改造され生まれた10 t積み通風車である。合計300両(ツ1400 - ツ1699)が改造製作された。種車となったワフ8000形の車番は順不動である。 各年度における各工場の製造数は以下のとおりである。 昭和4年度 16両大宮工場 16両(ツ1400 - ツ1415) 昭和5年度 210両大宮工場 24両(ツ1416 - ツ1439)大井工場 40両(ツ1440 - ツ1479)鷹取工場 40両(ツ1480 - ツ1519)小倉工場 40両(ツ1520 - ツ1559)五稜郭工場 40両(ツ1560 - ツ1599)大宮工場 10両(ツ1600 - ツ1609)名古屋工場 6両(ツ1610 - ツ1615)長野工場 6両(ツ1622 - ツ1627)金沢工場 2両(ツ1634 - ツ1635)下関工場 2両(ツ1669 - ツ1670) 昭和6年度 74両名古屋工場 6両(ツ1616 - ツ1621)長野工場 6両(ツ1628 - ツ1633)金沢工場 7両(ツ1636 - ツ1642)鷹取工場 12両(ツ1643 - ツ1654)後藤工場 12両(ツ1655 - ツ1666)下関工場 7両(ツ1667 - ツ1668、ツ1671 - ツ1675)盛岡工場 12両(ツ1676 - ツ1687)土崎工場 12両(ツ1688 - ツ1699) 塗色は、黒であり、全長は6,324 mm、全幅は2,248 mm、全高は3,658 mm、軸距は3,048 mm、自重は10.7 t、換算両数は積車1.6、空車0.8、最高運転速度は65 km/h、車軸は10 t長軸であった。 改造より約20年後に「老朽貨車の形式廃車」の対象形式に指定され、1952年(昭和27年)6月26日通達「車管第1232号」により告示された(当時の在籍車数は270両であった)。1954年(昭和29年)最後まで在籍した車両が廃車となり同時に形式消滅となった。
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