ツ1300形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 18:35 UTC 版)
「国鉄ツ1300形貨車」の記事における「ツ1300形」の解説
ツ1300形は、1930年(昭和5年)6月より同年9月にかけて鉄道省大宮工場にてワフ8000形(10両)から改造され生まれた10 t積み通風車である。合計10両(ツ1300 - ツ1309)が改造製作された。種車となったワフ8000形の車番は順不動である。牛乳(牛乳缶)専用として札幌鉄道局に配属され運用された。 塗色は、黒であり、全幅は2,248 mm、全高は3,658 mm、軸距は3,048 mm、自重は8.1 t - 8.6 t、換算両数は積車1.6、空車0.8、最高運転速度は65 km/h、車軸は10 t長軸であった。 戦後の1950年(昭和25年)5月に「第二次貨車特別廃車」の対象形式に指定され、改造より約23年後の1953年(昭和28年)7月13日に最後まで在籍した1両(ツ1300)が廃車となり同時に形式消滅となった。
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