ツール・ド・フランス 1970とは? わかりやすく解説

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ツール・ド・フランス1970

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/16 07:19 UTC 版)

第57回 ツール・ド・フランス 1970
全行程 23区間, 4254 km
総合優勝 エディ・メルクス 119時間31分49秒
2位 ヨープ・ズートメルク +12分41秒
3位 イェスタ・ペーテルソン +15分54秒
4位 マルタン・バンデンボッシェ +18分53秒
5位 マリウス・ワクトマン +19分54秒
ポイント賞 ウォルター・ホデフロート 212ポイント
2位 エディ・メルクス 207ポイント
3位 マリノ・バッソ 161ポイント
山岳賞 エディ・メルクス 128ポイント
2位 アンドレ・ジャンダリア 94ポイント
3位 マルタン・バンデンボッシュ 85ポイント

ツール・ド・フランス1970ツール・ド・フランスとしては57回目の大会。1970年6月27日から7月20日まで全23ステージで行われた。

みどころ

2度目のジロ・デ・イタリアを制し、史上3人目のダブルツール制覇が期待されたエディ・メルクス

しかしながら、これといった対抗馬は見当たらず、メルクスの連覇は濃厚と見られた。

今大会の概要

プロローグを制したメルクス。その後一旦マイヨ・ジョーヌの座からは離れたが、第6ステージで早くも奪い返した。

そして第7ステージの個人タイムトライアルでは他を引き離し、アルプスステージ前には総合2位のゴーデフロートに1分57秒の差をつけていた。そしてアルプス超えの第10ステージを制したメルクスは、この時点で総合2位に浮上したヨープ・ズートメルクに2分51秒の差をつける。

圧巻だったのは第12ステージ。メルクスはポルテ峠で先頭に立つとそのままズートメルク以下を圧倒。この時点でズートメルクに6分1秒の差をつける。

そして3年前、トム・シンプソンが呼吸困難に陥って死亡した地点であるモン・ヴァントゥがゴールとなった第14ステージを、メルクスはこれまた驚異的な走りで制し、ズートメルクはここでもメルクスに2分47秒の差をつけられ、総合タイム差ではついに9分26秒差にまで広げられた。

その後もメルクスは他を圧倒する走りで寄せ付けず。ツール・ド・フランス2連覇。そしてダブルツールも達成した。

エピソード

第14ステージ終了後、メルクスは酸素吸入器を使用するほどの呼吸困難に陥った。

総合成績

第6ステージを終えて、メルクスは確実にイエロージャージをキープした
順位 選手名 国籍 時間
1 エディ・メルクス ベルギー 119h 31' 49"
2 ヨープ・ズートメルク オランダ 12' 41"
3 イェスタ・ペーテルソン  スウェーデン 15' 54"
4 マルタン・バンデンボッシェ ベルギー 18' 53"
5 マリウス・ワクトマン オランダ 19' 54"
6 ルシアン・バンインプ ベルギー 20' 34"
7 レイモン・プリドール フランス 20' 35"
8 アントゥーン・ホウブレヒツ ベルギー 21' 34"
9 フランシスコ・ガルドス スペイン 21' 45"
10 ジョルジュ・パンタン ベルギー 23' 23"


マイヨ・ジョーヌ保持者

選手名 国籍 首位区間
エディ・メルクス ベルギー プロローグ-第1、第6-最終
イターロ・ツィリオリ イタリア 第2-第5(b)

外部リンク

第57回ツール・ド・フランス 1970(フランス語)




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