チャールズ (戦列艦・1668年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/08 14:20 UTC 版)
チャールズ | |
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基本情報 | |
建造所 | デトフォード海軍工廠 |
運用者 | ![]() → ![]() |
艦種 | 96門1等戦列艦 →90門2等戦列艦(1701年) |
艦歴 | |
進水 | 1668年3月10日 |
最期 | 1774年、解体 |
改名 | セント・ジョージ(1701年) |
要目 | |
トン数 | 11668年:1,229 bm 1701年:1,740 bm 1740年:1,655 bm |
長さ | 1668年:128 ft (39 m)(竜骨) 1701年:162 ft 6 in (49.5 m)(砲列甲板) 1740年:166 ft (50.6 m)(砲列甲板) |
最大幅 | 1668年:42 ft 6 in (13.0 m) 1701年47 ft 9 in (14.6 m) 1740年:47 ft 9 in (14.6 m) |
吃水 | 1668年:18 ft 6 in (5.6 m) 1701年:18 ft 7 in (5.7 m) 1740年:19 ft 6 in (5.9 m) |
帆装 | 3本マストシップ |
兵装 | 1668年:各種口径の砲96門 1701年:各種口径の砲90門 1740年:
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出典:[1] (1668), [2] (1701), [3](1740) |
チャールズ (HMS Charls) はイギリス海軍の96門1等戦列艦。後にセント・ジョージ (HMS St George) と改名された。
艦歴とエピソード
チャールズはデトフォード工廠のクリストファー・ペットによって建造が進められ、1668年3月の彼の死後、ジョナス・シスの手によって同月に進水した。 この船の名前は厳密には2代目だが、特に1673年の同時期に「ロイヤル・チャールズ」が進水してからは、単に「チャールズ」として一般には知られている[1]。
「チャールズ」は1687年に「セント・ジョージ」と改名され、2等戦列艦に分類し直された。また、1699年から1701年にかけてポーツマス工廠で90門2等戦列艦として再建造された。1707年にはクラウズリー・ショヴェル提督の艦隊に所属した。ジェームズ・バークリー艦長の指揮下[4]で、失敗したトゥーロン包囲戦に参加し、ショヴェルと4隻の艦船が失われたシリー諸島での海軍大難破にも居合わせた。この海難事件では2等艦「アソシエーション」、3等艦「イーグル」、4等艦「ロムニー」、 火船の「ファイアブランド」と2000人にも及ぶ水夫が失われた[5]。「セント・ジョージ」もシリー諸島の岩に乗り上げたが、辛くも脱出した。
「セント・ジョージ」は1726年に再び再建造のためにポーツマスで分解された。そして、1733年9月4日に「セント・ジョージ」を1719年の寸法規定から1733年提案の寸法規定に沿うように再建造が命じられた。再進水は1740年4月3日に行われた[3]。
「セント・ジョージ」は最終的に1774年9月に解体された[3]。
脚注
- ^ a b Lavery, Ships of the Line vol.1, p. 161.
- ^ Lavery, Ships of the Line vol.1, p. 166.
- ^ a b c Lavery, Ships of the Line vol.1, p. 170.
- ^ James Herbert Cooke, The Shipwreck of Sir Cloudesley Shovell on the Scilly Islands in 1707, From Original and Contemporary Documents Hitherto Unpublished, Read at a Meeting of the Society of Antiquaries, London, Feb. 1, 1883
- ^ Sobel, Dava, Longitude: The True Story of a Lone Genius Who Solved the Greatest Scientific Problem of His Time, Fourth Estate Ltd., London 1998, p. 6, ISBN 1-85702-571-7
参考文献
- Lavery, Brian (2003) The Ship of the Line - Volume 1: The development of the battlefleet 1650-1850. Conway Maritime Press. ISBN 0-85177-252-8.
- Winfield, Rif (2009) British Warships in the Age of Sail 1603-1714: Design, Construction, Careers and Fates. Seaforth Publishing. ISBN 978-1-84832-040-6.
- Winfield, Rif (2007) British Warships in the Age of Sail 1714-1792: Design, Construction, Careers and Fates. Seaforth Publishing. ISBN 978-1-84415-700-6.
関連項目
「チャールズ (戦列艦・1668年)」の例文・使い方・用例・文例
- チャールズはパイロットの免許を取るためのテストに合格した
- チャールズ王子
- 私たちはイエス・キリストとチャールズ王の名のもとにここにきました。
- 今日は、チャールズ・ディケンズを勉強しましょう。
- メリーはチャールズがとても好きになった。
- チャールズ王子は次のイギリスの国王になるでしょう。
- チャールズウォルコットはハトの方位磁石を探した。
- チャールズ1世は断頭台で処刑された。
- チャールズ=リンドバーグは1927年にはじめて大西洋単独横断飛行に成功した。
- 彼女はその映画でチャールズチャップリンの相手役を演じた.
- チャールズ王子.
- チャールズディケンズはイギリス最大の小説家の一人とみなされている.
- チャールズ皇太子殿下.
- 素早く鉄ゲートによじ登った−チャールズ・ディケンズ
- 幸いにも家庭での新たな災難に気付かない‐チャールズ・ディケンズ
- 彼は見た…曇った目で人が変わったように呼吸の方法を変えて−チャールズ・ディケンズ
- すべての敬虔な言葉と無慈悲な行為−チャールズ・リード
- 通常徹底的に悪い−−チャールズ・ディケンズ
- 1930年代に流行した米国の元気旺盛な踊り(飛行家チャールズ・リンドバーグの名をとったと思われる)
- そのような主義は、真実の場合、私の理論にとって絶対に致命的であろう−チャールズ・ダーウィン
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