チャアム駅とは? わかりやすく解説

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チャアム駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/02 01:34 UTC 版)

チャアム駅
ชะอำ
Cha-am
ノーンサーラー (11.66 km)
(10.80 km) フワイサイヌア
所在地 タイ王国
ペッチャブリー県
チャアム郡
駅番号 4111
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 三等駅
所属路線 南本線
キロ程 187.06 km(旧トンブリー駅起点)
電報略号 ชอ.
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1911年6月9日
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チャアム駅 (チャアムえき、タイ語:สถานีรถไฟชะอำ)は、タイ王国中部ペッチャブリー県チャアム郡にある、タイ国有鉄道南本線である。

概要

ペッチャブリー県の人口7万人が暮らすチャアム郡にある。駅の正面側は東向きであり、町の中心部に位置する。三等駅であり1日に10本(5往復)の列車が発着しその内訳は快速2往復、普通3往復である。

当駅に発着するバンコク発着の列車は、トンブリー駅クルンテープ・アピワット中央駅クルンテープ駅の3箇所からの発着である為注意が必要である。クルンテープ・アピワット中央駅から、快速列車利用で3時間20分程度である。

現在では使用されていないが、当駅の北方よりセメント工場までの専用線が伸びている。

歴史

南本線は東北本線北本線に次ぐ3番目の幹線として1899年に着工された。南本線は前記2線とは異なり始めから1,000mm軌間を採用して敷設された[1]。(前記2線は当初は標準軌間である1,435mmで敷設されたがその後1,000mm軌間に改軌された[2]。)

旧トンブリー駅 - ペッチャブリー駅間が1903年6月19日に開業したのを皮切りに南北3か所(ペッチャブリー駅ソンクラー駅カンタン駅)より同時に延伸工事が開始され[3]、当駅はペッチャブリー駅側からの第一期工事分として1911年6月9日に終点として開業した[4]。開業して13箇月後の1911年11月25日に、フワヒン駅まで延伸開業し中間駅となった。 現在ナコーンパトム駅よりフワヒン駅までの複線化工事が進行中である。

  • 1911年6月9日:南本線ペッチャブリー駅 - 当駅間開通に伴い開業。
  • 1911年11月25日:南本線がフワヒン駅まで延伸され、途中駅となる。

駅構造

単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。

駅周辺

脚注

  1. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.29
  2. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.79
  3. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.31
  4. ^ 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)p.232

参考文献

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目




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