チェンバロ協奏曲第2番 ホ長調 BWV1053
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チェンバロ協奏曲第2番 ホ長調 BWV1053 第1楽章 第2楽章 第3楽章 Matthew Ganong(チェンバロ)、Jacques Israelievitch(ヴァイオリン)、Stephen Balderston(チェロ)、アドベント室内楽団による演奏 これらの音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 原曲は消失したヴァイオリン協奏曲、あるいはオーボエかフルートのための協奏曲であると考えられているが、判明していない。第1楽章はカンタータ第169番『神ひとりわが心を占めたまわん』のシンフォニアを移調したもので、第2楽章は同じカンタータのアリアを転用し、第3楽章はカンタータ第49番『われは生きて汝をこがれ求む』に転用された。 前曲の第1番に匹敵するほどの規模を誇っているが、ここではチェンバロと弦楽の絡み合いが特色となっている。1738年から1739年頃にかけて作曲されたと考えられている。 構成は3楽章からなり、演奏時間は約18分。 第1楽章 (アレグロ)ホ長調、4分の4拍子。 リトルネッロ形式とダ・カーポ形式の融合である。リトルネッロ主題の3つのモティーフに基づいて展開される。 第2楽章 シチリアーノ 嬰ハ短調、8分の12拍子。 弦の合奏の前奏と後奏に挟まれつつ、ソロが歌謡的で豊かな旋律を奏でる。 第3楽章 アレグロ ホ長調、8分の3拍子。 冒頭楽章と同様の形式をとる。中間部では半音階的に上行する旋律が導入されている。
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