チェンバロ協奏曲第8番 ニ短調 BWV1059
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「チェンバロ協奏曲 (バッハ)」の記事における「チェンバロ協奏曲第8番 ニ短調 BWV1059」の解説
1726年以降に作曲されたと考えられており、原曲は消失したオーボエ協奏曲である。現在は冒頭9小節の断片のみが残されているが、カンタータ第35番『霊と魂は驚き惑う』から復元が可能である。なお演奏する際は、第1楽章(「アレグロ」)は第1部のシンフォニア、第3楽章(プレスト)は第2部のシンフォニアから転用して演奏するのが一般的で、独奏チェンバロと弦合奏の他に、オーボエが加わる。第2楽章(アダージョ)は第2曲のアリアのオルガンパートをチェンバロに置き換えることで転用が可能である。 トン・コープマンによるエラートからの音源が存在するが、オルガン独奏による演奏である。チェンバロによるものとしては、Martin Straetenによる校訂版の楽譜がimslpにアップロードされている。第1楽章は現存する断片が反映されておらず、第2楽章にはカンタータ第156番のシンフォニアが転用されている。 3楽章版の演奏時間は約11分。
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