ダニーマニングとは? わかりやすく解説

ダニー・マニング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/03 02:16 UTC 版)

ダニー・マニング
Danny Manning
2014年のマニング
コロラド・バッファローズ AC
役職 アシスタントコーチ
所属リーグ ビッグ12カンファレンス
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
生年月日 (1966-05-17) 1966年5月17日(59歳)
出身地 ミシシッピ州ハッティズバーグ
身長(現役時) 208cm (6 ft 10 in)
体重(現役時) 125kg (276 lb)
キャリア情報
高校 ページ高等学校
ローレンス高等学校
大学 カンザス大学
NBAドラフト 1988年 / 1巡目 / 全体1位[1]
プロ選手期間 1988年–2003年
ポジション PF / C
背番号歴 25, 5, 15, 6
指導者期間 2006年–現在
経歴
選手時代:
19881994 ロサンゼルス・クリッパーズ
1994 アトランタ・ホークス
19941999 フェニックス・サンズ
1999–2000 ミルウォーキー・バックス
2000–2001 ユタ・ジャズ
2001–2002 ダラス・マーベリックス
2003 デトロイト・ピストンズ
コーチ時代:
2006–2012 カンザス大学 (AC)
2012–2014 タルサ大学英語版
2014–2020 ウェイクフォレスト大学
2021 メリーランド大学 (AC)
2021–2022 メリーランド大学 (暫定HC)
2022–2024 ルイビル大学
2024– コロラド大学 (AC)
受賞歴

選手時代

ヘッドコーチ時代

  • カンファレンスUSA英語版トーナメント優勝 (2014)
  • カンファレンスUSA最優秀コーチ賞 (2014)
  • スキップ・プロッサー賞 (2017)

アシスタントコーチ時代

  • NCAAチャンピオン (2008)
NBA通算成績
得点 12,367 (14.0 ppg)
リバウンド 4,615 (5.2 rpg)
アシスト 2,063 (2.3 apg)
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
カレッジバスケットボール殿堂入り (2008年)
代表歴
キャップ アメリカ合衆国
獲得メダル
男子バスケットボール
アメリカ合衆国
オリンピック
1988 ソウル チーム
パンアメリカン競技大会
1987 インディアナポリス
アメリカ合衆国アシスタントコーチ
FIBA U18アメリカ選手権
2018 カナダ

ダニエル・リカルド・マニングDaniel Ricardo Manning1966年5月17日 - )は、アメリカ合衆国の元プロバスケットボール選手、指導者。現在はコロラド大学のバスケットボールチームのアシスタントコーチを務める。選手として1988年に全国大会優勝を果たしたマニングは2008年にもコーチスタッフの一員としても優勝に貢献している。父親は元NBA選手のエド・マニング。

大学時代

大学時代からスター選手だったマニングはカンザス大の通算ポイントと通算リバウンド数トップの記録保持者として1986年にNCAA男子バスケットボールトーナメント準決勝進出、1988年には優勝を果たした。大学通算2,951ポイントはビッグエイトカンファレンス記録となり、1988年には様々な団体から賞を受賞。1988年のNCAAトーナメントのオクラホマ大学との決勝戦では31ポイント、18リバウンド、5スチール、2ブロックを記録する大活躍で圧倒的不利と見られていたカンザス大を奇跡的な優勝へと導いた。オールアメリカンチームにも二度選抜されている。さらに全アマチュア構成最後のアメリカ合衆国代表チームメンバーにも選ばれ、1988年ソウルオリンピックで銅メダルを獲得している。

NBA時代

1988年のNBAドラフトロサンゼルス・クリッパーズに全体1位指名を受けたマニングは同リーグで15シーズンに渡って活躍した。NBA通算12,367ポイントを記録し、1試合平均14ポイントをマークした。1年目は膝のケガにより僅か26試合の出場に留まったものの、1992-1993年のシーズンには1試合平均22.8ポイントの自己最高成績を残し、NBAオールスターゲームに出場。翌シーズン二度目のオールスターゲーム出場を果たした。

度重なる膝のケガで二度の手術を受けたマニングは1996年以降ベンチでのスタートを余儀なくされた。1997-1998年のシーズンには1試合平均26分間の出場時間中13.5ポイントをマークする活躍でリーグ最高のリザーブ選手の送られるNBAシックスマン賞を受賞。当時のNBAで両膝に手術を受けてから復帰した選手はマニングだけだった(後にアマーレ・スタウダマイアーもこれを達成している)。1999年にはミルウォーキー・バックスにトレードされ、プロ最後の4シーズンは様々なチームを点々として過ごした後2003年に引退を表明した。

引退後

引退後は4年間カンザス大バスケットボールチームのスタッフを務め、2006-2007年のシーズン終了後はアシスタントコーチへと昇格して2012年まで務めている。2012年にタルサ大学のヘッドコーチを2シーズン務めた後、2014年4月4日、ウェイクフォレスト大学のヘッドコーチに就任した[1]

個人成績

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  リーグリーダー

NBA

レギュラーシーズン

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1988–89 LAC 26 18 36.5 .494 .200 .767 6.6 3.1 1.7 1.0 16.7
1989–90 71 42 32.0 .533 .000 .741 5.9 2.6 1.3 .5 16.3
1990–91 73 47 30.1 .519 .000 .716 5.8 2.7 1.6 .8 15.9
1991–92 82 82 35.4 .542 .000 .725 6.9 3.5 1.6 1.5 19.3
1992–93 79 77 34.9 .509 .267 .802 6.6 2.6 1.4 1.3 22.8
1993–94 42 41 38.0 .493 .143 .674 7.0 4.2 1.3 1.4 23.7
ATL 26 25 35.6 .476 .333 .651 6.5 3.3 1.8 1.0 15.7
1994–95 PHX 46 19 32.8 .547 .286 .673 6.0 3.3 .9 1.2 17.9
1995–96 33 4 24.7 .459 .214 .752 4.3 2.0 1.2 .7 13.4
1996–97 77 17 27.7 .536 .194 .721 6.1 2.2 1.1 1.0 13.5
1997–98 70 11 25.6 .516 .000 .739 5.6 2.0 1.0 .7 13.5
1998–99 50* 5 23.7 .484 .111 .696 4.4 2.3 .7 .8 9.1
1999–00 MIL 72 0 16.9 .440 .250 .654 2.9 1.0 .9 .4 4.6
2000–01 UTA 82 0 15.9 .494 .250 .729 2.6 1.1 .6 .4 7.4
2001–02 DAL 41 10 13.5 .477 .143 .667 2.6 .7 .5 .5 4.0
2002–03 DET 13 0 6.8 .406 .375 .833 1.4 .5 .7 .2 2.6
通算 883 398 27.4 .511 .206 .729 5.2 2.3 1.1 .9 14.0
オールスター 2 0 17.5 .750 --- --- 4.0 1.5 .0 .5 9.0

プレーオフ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1992 LAC 5 5 38.8 .568 .333 .645 5.6 2.8 1.0 .8 22.6
1993 5 5 34.2 .412 .000 .808 7.2 1.6 1.4 1.0 18.2
1994 ATL 11 11 38.7 .488 --- .788 7.0 3.4 1.4 .8 20.0
1996 PHX 4 0 22.5 .458 .000 .625 2.8 1.3 1.0 .3 12.3
1997 5 0 23.2 .578 .000 .933 6.0 1.4 .8 1.4 13.2
1999 3 1 26.3 .583 --- .769 1.7 2.0 1.3 .0 12.7
2000 MIL 1 0 5.0 .000 --- --- 1.0 .0 .0 .0 .0
2001 UTA 5 0 19.2 .559 1.000 .750 2.2 .6 .6 .8 9.8
2003 DET 4 0 3.5 .333 .000 --- .8 .0 .0 .3 .5
通算 43 22 27.7 .501 .250 .766 4.7 1.9 1.0 .7 14.6

脚注

外部リンク





固有名詞の分類

アメリカ合衆国の男子バスケットボール選手 エディー・ハウス  ウィリアム・ピッペン  ダニー・マニング  ブレンダン・ヘイウッド  ジェームス・ジョーンズ
アメリカ合衆国のバスケットボール選手 エディー・ハウス  ウィリアム・ピッペン  ダニー・マニング  ブレンダン・ヘイウッド  ジェームス・ジョーンズ
デトロイト・ピストンズの選手 ウォルター・デュークス  ジェリー・スタックハウス  ダニー・マニング  リチャード・ハミルトン  ディック・マグワイア
ミルウォーキー・バックスの選手 ジェリー・スタックハウス  エディー・ハウス  ダニー・マニング  ボビー・シモンズ  マイク・ジェームス
ダラス・マーベリックスの選手 ジェリー・スタックハウス  ポップス・メンサー・ボンス  ダニー・マニング  ブレンダン・ヘイウッド  ジミー・ジャクソン
フェニックス・サンズの選手 ザーコ・チャバーカパ  エディー・ハウス  ダニー・マニング  コニー・ホーキンズ  ジミー・ジャクソン
アトランタ・ホークスの選手 シャリーフ・アブドゥル=ラヒーム  シェルデン・ウィリアムス  ダニー・マニング  コニー・ホーキンズ  ジミー・ジャクソン
ロサンゼルス・クリッパーズの選手 ダグ・クリスティ  エディー・ハウス  ダニー・マニング  アル・ソーントン  ヤロスラフ・コロレフ
ユタ・ジャズの選手 フランシスコ・エルソン  デショーン・スティーブンソン  ダニー・マニング  カルロス・ブーザー  ブレビン・ナイト

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

ダニーマニングのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ダニーマニングのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのダニー・マニング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS