ダイエット効果に関する報告
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 05:58 UTC 版)
「えのき茶」の記事における「ダイエット効果に関する報告」の解説
えのき茶のダイエット効果(内臓脂肪率減少効果)は、含有される成分であるエノキタケリノール酸によるものである。以下は、エノキタケリノール酸のダイエット効果を示した研究報告である。 延べ約250人の健常な男女を対象とした、エノキタケリノール酸を含んだエノキタケ抽出物(以降、単に「抽出物」とする)による臨床試験では、8〜12週間で有意な体重、BMI(Body Mass Index)、体脂肪率、および内臓脂肪率の低下が認められた。特に内臓脂肪率は平均で約23%の減少が確認された。皮下脂肪の減少については実験によって結果が異なる。 健康な女子大生51人を対象とした試験で,抽出物を1日300ミリグラム、8週間連続摂取させた結果、体重、BMI、体脂肪率、体脂肪量が有意に低下することが明らかになった。 健常な日本人男女45人(男性22人、女性23人)による8週間の二重盲検法試験で,抽出物の1日300ミリグラム連続摂取により、体重、BMI、体脂肪量、体脂肪率およびウエスト周囲径が有意に低下することが明らかになった。 BMI(Body Mass Index)が24以上の成人日本人男女42人(男性23人、女性19人)による8週間の二重盲検法試験で,抽出物300ミリグラムを含む試験食の摂取により、体重、BMI、体脂肪量、ウエスト周囲径、内臓脂肪面積および全体脂肪面積が有意に低下することが明らかになった。一方で、皮下脂肪面積は有意な減少は認められなかった。 BMIが25以上、体重100キログラム以内の32〜59歳の男女46人(男性:34人、女性:12人)を被験者とした、8週間の二重盲検法試験で,抽出物を含むサプリメントの連続摂取により体重、ウエスト周囲径、内臓脂肪面積率および体脂肪率において有意な減少がみられた。さらに抽出物の含有量を200ミリグラム、400ミリグラム、800ミリグラムの3群に分けた結果、最適用量は1日の摂取量が400ミリグラムであることが分かった。 30歳以上60歳以下,BMIが25以上,体重が95キログラム以内の日本人男女計76人(男性:57人,女性:19人)による12週間の二重盲検法試験で,抽出物を400ミリグラム含む茶飲料の連続摂取により内臓脂肪減少効果が明らかになった。 30歳以上60歳以下,BMIが25以上,体重が95キログラム以内の日本人男女計78人(男性:57人,女性:21人)による12週間の二重盲検法試験で,抽出物を400ミリグラム含む食品の連続摂取により内臓脂肪減少効果が明らかになった。
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