ターナー覚書とは? わかりやすく解説

ターナー覚書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 02:29 UTC 版)

竹島問題」の記事における「ターナー覚書」の解説

東京領事ウィリアム・ターナーは、1953年11月30日付けで「リアンクール論争に関するメモランダム」を本省提出したターナーはこの覚書でまず、ポツダム宣言ラスク書簡をもとに竹島問題米国不可避的にかかわるべき、というアリソン大使態度反対し、この問題介入すれば「敗者側に永遠憤りもたらすだけにおわる干渉」(which could only create lasting resentment on the part of the loser) となるので、不介入中立政策を採るアメリカ政府立場支持するターナーによればこの件は、ソ連占領した色丹島問題似ているアメリカは「色丹島日本主権属する」と公式に声明したが、日本アメリカに対して安保条約に基づく武力行使要請してこなかった。したがって竹島問題についても、日本人安保条約呼び出すのではないか過度に不安になる要はない。ただし、「遅かれ早かれ日本人ラスク書簡について嗅ぎ付け (Sooner or later the Japanese will get wind of the Rusk letter)」、我々がそれを知らさなかったことに憤慨するであろうから、ここで手を打っておいたほうがいい、として以下の行動提案する。それは韓国側ラスク書簡示し、それが受け入れられないならば日本和解するか、国際司法裁判所解決することを勧める。そして衝突これ以上続くならば、ラスク書簡公にしたうえで、この件の仲介から手を引く、というものである

※この「ターナー覚書」の解説は、「竹島問題」の解説の一部です。
「ターナー覚書」を含む「竹島問題」の記事については、「竹島問題」の概要を参照ください。

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