タリフラインとは? わかりやすく解説

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タリフライン

英語:tariff line

関税における対象項目の分類細目数。課税対象品名ごとにまとめて関税率規定したものを「関税率表」というが、タリフラインは「関税率表」における品目をさらに細かくしたものである。

関税率表では、例えば米、小麦乳製品どのように品目分類されている。タリフラインは、関税率表の分類をさらに細分化し、例えば米であれば精米玄米などに分類している。日本では、米に関連するタリフラインの数は34、麦については75ある。タリフラインの数や内容は国によって異なる。

自由貿易協定FTA)や経済連携協定EPA)において関税撤廃が行われる場合、タリフラインが取り扱い単位とされ、全タリフライン(全取り扱い品目)の何パーセント、という形で関税軽減撤廃譲許)の規模決定される例えば、日本EPA締結し即時関税撤廃を行う場合に、関税撤廃されるタリフラインの割合は、全タリフラインの7580パーセント程度であるとされる

TPP環太平洋経済連携協定)の原加盟国4ヵ国が結んでいる経済連携協定P4協定)では、シンガポール締結当初から100パーセント(全タリフライン)の関税撤廃している。

ちなみにタリフtariff)とは関税税率といった意味の英語。

関連サイト
TPP協定交渉の分野別状況 - 国家戦略室



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