タキ2050形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/18 16:17 UTC 版)
「国鉄タキ10300形貨車」の記事における「タキ2050形」の解説
1981年(昭和56年)5月7日に、タキ1500形より3両(タキ31594 - タキ31596)の専用種別変更(石油類→ブチルアルデヒド)が富士重工業にて行われ形式名は新形式であるタキ2050形とされた。 改造内容はタンク体及び付属装置をステンレス鋼にて新製し取り換えを行った。 所有者は、種車時代より一貫して日本石油輸送であり、その常備駅は名古屋臨海鉄道南港線の名古屋南港駅であった。 化成品分類番号は「燃31」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合2(中))が標記された。 1993年(平成5年)9月に再度専用種別変更が行われ、アセトアルデヒドシアンヒトリン専用となった。これに伴う形式変更は発生しなかったが化成品分類番号が「毒62」(毒性の物質、毒性物質、危険性度合1(大))に改められた。 塗装は銀色(ステンレス鋼地色)、実容積は25.0m3、自重は15.0t、換算両数は積車4.0、空車1.6、台車はベッテンドルフ式のTR41Cであった。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車の車籍がJR貨物に継承されたが、1995年(平成7年)11月に全車が一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。車齢14年と短命な形式であった。
※この「タキ2050形」の解説は、「国鉄タキ10300形貨車」の解説の一部です。
「タキ2050形」を含む「国鉄タキ10300形貨車」の記事については、「国鉄タキ10300形貨車」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からタキ2050形を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からタキ2050形を検索
- タキ2050形のページへのリンク