セルズニック・プロダクション等の主役時代
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「シャーリー・テンプルの出演作品」の記事における「セルズニック・プロダクション等の主役時代」の解説
この時代の彼女の作品は多くがティーンエイジャーを対象としたいわゆる「ティーン映画」。観客は通常、思春期の中学生・高校生のみで、その時代、その時代の作品に興味を持っても過去のティーン映画には関心がない観客層のため、家族向け映画に比べて市場ははるかに小さく予算も小規模である。シャーリーがセルズニック・プロダクション等の作品に出演したころのティーン映画はエリザベス・テイラーであれ誰であれ、現在アメリカのテレビでもほとんど放映されない。この時期のシャーリーの出演作も放映の機会が少なくなったものの、興行収益10位以内に入らなくても決して人気が落ちたわけではない。俳優は人気が衰えるとB級映画へ移るが、彼女の出演作は最後の映画作品まできちんと予算をかけスターを揃えて一流監督が作る長編映画(フィーチャー)である。 『夢見るお年頃』Miss Annie Rooney (1942)(エドワード・スモール・プロダクション)(ユナイテッド・アーティスツ映画) 『君去りし後』Since You Went Away (1944)(ユナイテッド・アーティスツ映画)(クローデット・コルベール主演、1944年全米映画興行収益3位。これ以降の映画はすべてセルズニック・プロダクション専属として出演) 『恋の十日間』I'll Be Seeing You (1944)(ユナイテッド・アーティスツ映画)※ジンジャー・ロジャース主演 『接吻売ります』Kiss and Tell (1945)(コロムビア映画社) American Creed (1946)日本未公開(短編映画) 『どたばたハネムーン』Honeymoon (1947)(RKO) 『独身者と女学生』The Bachelor and the Bobby-Soxer (1947)(RKO映画社)※ケーリー・グラント、マーナ・ロイ主演 That Hagen Girl (1947)日本未公開(ワーナー・ブラザース映画社) 『アパッチ砦』Fort Apache (1948)(RKO)※ジョン・ウェイン、ヘンリー・フォンダ主演 『我輩は新入生』Mr. Belvedere Goes to College (1949)(20世紀フォックス映画社)※クリフトン・ウェッブ主演、1949年全米映画興行収益7位 『令嬢画伯』Adventure in Baltimore (1949)(RKO) 『シービスケット物語』The Story of Seabiscuit (1949)(ワーナー・ブラザース映画社)(2003年の映画『シービスケット』はこの作品の再映画化) A Kiss for Corliss(現在アメリカで発売するDVDのタイトルはAlmost a Bride)(1949)日本未公開(ユナイテッド・アーティスツ映画)
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