スーパー・チーフ後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/25 15:58 UTC 版)
「EMC製の1800馬力ディーゼル機関車」の記事における「スーパー・チーフ後」の解説
1937年にスーパー・チーフ用としてE1と軽量な客車が完成し、#1・#1Aと重量級の客車に取って代わった。ATSFは#1と#1Aに改造を施した。 #1は引き続き旅客輸送に使用された。1938年に片側の運転室が撤去され、残された運転室側は運転台位置を従来の屋根の高さほどに嵩上げされ、ブルドッグと称される、前面中央部が上部に丸く突き出た形状に改装された。そしてE1に準じたウォーボネット・カラーと呼ばれる銀と赤の塗装スキームに変更された。車体前部(運転席側)の台車は類のない車軸配置1Bの釣り合い梁式3軸台車に交換された。車体後部の台車は2軸のままであったが、数年後、同様のものに交換された。3軸台車は高速運転時に乗り心地がよく、軸重も軽いために軌道への負担も少なくなった。 #1Aは1937年に運転席のないBユニットに改造され、#1とともに使用された。1938年に#1が改造されたあとは#1Aも同様に改造され、#10となった。その時から、この2両は「別の車両」として扱われることになった。後年、さらに改造され、台車はブロンバーグB形台車に換装されて#2611となり、地方線区の貨物輸送に使用された。 2両とも1952年に解体されたが、1953年にE8Bとしてリビルドされた。
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