スーパーセーフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 15:46 UTC 版)
硬式空手・防具空手をはじめ、多くの団体で広く採用されている顔面防具である。スーパーセーフは金魚鉢メットとも言われるように、キックボクシングのヘッドガードに丸い透明プラスチックを顔面部分に加えたような形状をしている。硬式空手・防具空手以外でもフルコンタクト団体の全日本空道連盟大道塾の北斗旗をはじめ各種大会で採用されており(2007年まで)、頑丈であるが、希に割れる。視界は広く、軽くて怪我も少ないが、プラスチック部分が曇りやすい。また、衝撃はストロングマンより吸収できるものの、前面に突き出しているため、素面と比べて間合いが遠く、フック系の弧の動きでは首へのダメージが大きくなる。類似品にKプロテクター、シールド面がある。Kプロテクターはマーシャルワールドが販売しており、スーパーセーフに比べて視界が断然広く、ダメージの吸収が大きく、頭部への衝撃を緩和している。ただし、スーパーセーフ(500g)より重いため(750g)、衝撃を突きぬけた場合の首へのダメージが大きい。シールド面(JPKF面)は東洋武道具が販売しており全国防具空手道連盟の指定防具となっている。スーパーセーフ(16,800円)、Kプロテクター(15,540円)に比べて値段が安く(13,650円)、また、前者2つが紐で後を縛るのに対して、シールド面はマジックテープ式であるため装着が簡単である。また、顎の部分にゴムチューブをまいているため衝撃を緩和し、頭上部にも保護パットをつけている。初期型はチューブが外れやすかったが改良型はシールド部全周をゴムパットで保護したものに改善されている。
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