スレムの王としてとは? わかりやすく解説

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スレムの王として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/02 00:32 UTC 版)

ステファン・ドラグティン」の記事における「スレムの王として」の解説

ドラグティンの新たな支配地は「スレム王国」と呼ばれ首府最初デブルツ(en:Debrc、ベオグラードシャバツ中間位置する都市)に置かれたが、後にドラグティンは居所ベオグラード移した。そのため、ドラグティンはセルビア人君主として初めベオグラード首都定めた人物として知られるうになる。ドラグティンの存命中、上スレム現在のスレム中心とした地域)と下スレム現在のマチュヴァを中心とした地域)の二つ地域が「スレム」と呼ばれていたが、実際にスレム王国支配下にあったのは下スレムにあたる地域であった考えられている。いくつかの史料にはドラグティンが上スレムスラヴォニアをも支配していたと記されているが、対してそれらの地域ハンガリー人貴族チャーク・ウグリンの支配下にあった述べ史料存在する13世紀末よりドラグティンは支配地を拡大し、ブラニチェヴォとクチェヴォ(いずれも現在のブラニチェヴォ郡位置する)を版図加えたステファン・ウロシュ2世ミルティンビザンツ帝国との関係強化図り、また彼がヴラディスラヴスレム王国継承認めない意思明確にすると兄弟の間に対立生まれるが、教会仲裁によって1313年まで兄弟間の対立小康状態収まっていた。ドラグティンは晩年になってハンガリー協力者との関係を絶ちセルビア国内支持者増やしていく。また彼は修道院入り、名前をTeoktistに改めた1316年3月12日にドラグティンは没しノヴィ・パザル近郊ジュルジェヴィ・ストゥポヴィ修道院埋葬された。死後ヴラディスラヴスレム王の地位継承した。 ドラグティンは生前素晴らし修道院いくつも建てており、フルシュカ・ゴーラ山地聖母マリア聖骸布奉納されMala Remeta修道院、アリリェ(英語版)の聖Achilleos教会スタリ・ラスジュルジェヴィ・ストゥポヴィ修道院などが著名な施設として挙げられる

※この「スレムの王として」の解説は、「ステファン・ドラグティン」の解説の一部です。
「スレムの王として」を含む「ステファン・ドラグティン」の記事については、「ステファン・ドラグティン」の概要を参照ください。

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