ジュルジェヴィ・ストゥポヴィ修道院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/28 10:09 UTC 版)
Jump to navigation Jump to searchジュルジェヴィ・ストゥポヴィ修道院(Ђурђеви Ступови / Đurđevi Stupovi, 「聖ゲオルギの柱修道院」)は、セルビアにある正教会の修道院で、サンジャク地方のノヴィ・パザル近郊にある。小高い丘の上に建っており、ノヴィ・パザルの渓谷と町並みを一望できる。
歴史
修道院は、1168年に創設された。立地は当時のセルビア王国の首都ラス近郊に当たっており、その地にラシュカの支配者ステファン・ネマニャが建てたのである[1]。修道院には創建当時の12世紀に遡る会食堂、共同寝室、貯水槽、入り口の塔の壁などの遺跡群が残っている。
修道院の没落は、オスマン帝国によってセルビアが占領された14世紀末に始まった。そして、1912年に始まった第一次バルカン戦争の中で、破壊された。
修道院、特に聖ゲオルギウス聖堂には13世紀に遡る優れたフレスコ画があったが、損壊が酷く、大部分はベオグラードの国立博物館に移管されている。
ジュルジェヴィ・ストゥポヴィ修道院は、1979年にスタリ・ラスの遺跡やソポチャニ修道院とともに、「スタリ・ラスとソポチャニ」の一部としてユネスコの世界遺産に登録された。
修道院の再建を求めるキャンペーンが1960年から1982年に行われ、2001年からは体系的な再建工事が行われている。主教アルテミイェ(Artemije)は、現場に3人の修道士を派遣し、工事の監督に当たらせている。
脚注
- ^ 『地球の歩き方 2017〜18 中欧』 ダイヤモンド・ビッグ社、2017年、355頁。ISBN 978-4-478-06007-0。
関連項目
外部リンク
ジュルジェヴィ・ストゥポヴィ修道院
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「スタリ・ラスとソポチャニ」の記事における「ジュルジェヴィ・ストゥポヴィ修道院」の解説
詳細は「ジュルジェヴィ・ストゥポヴィ修道院」を参照 ジュルジェヴィ・ストゥポヴィ修道院(Monastery of Djurdjevi Stupovi, ID96-004)は、ノヴィ・パザル近郊の修道院で、「ジュルジェヴィ・ストゥポヴィ」は「聖ゲオルギの柱」の意味である。 1168年の創建で、とくに修道院付属の聖ゲオルギ聖堂(1171年建造、13世紀に再建)は、ロマネスク建築とビザンティン建築が混ざり合った独特の様式をとどめており、その古さだけでなく後代に与えた影響の面からも重要である。 この修道院には12世紀から13世紀にかけての優れたフレスコ画も残っている。
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