スレイド?とは? わかりやすく解説

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スレイド

名前 Slade

スレイド?

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 07:17 UTC 版)

スレイド (バンド) > スレイド?
スレイド?
スレイドスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル
時間
レーベル ポリドール・レコード
プロデュース チャス・チャンドラー
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
後述を参照
ゴールドディスク
後述を参照
スレイド アルバム 年表
  • スレイド・アライブ
  • (1972年)
  • スレイド?
  • (1972年)
  • スレイデスト
  • (1972年)
『スレイド?』収録のシングル
  1. クレイジー・ママ
    リリース: 1972年8月25日
  2. 「ザ・ホール・ワールズ・ゴーイン・クレイジー(プロモ用)」
    リリース: 1972年10月
  3. 「グッバイ・ジェーン」
    リリース: 1972年11月17日
  4. レット・ザ・グッド・タイムス・ロール
    リリース: 1973年8月
  5. 「ムーヴ・オーヴァー」
    リリース: 1973年11月
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スレイド?』(Slayed?)は、イギリスロックバンドスレイドの3作目のオリジナル・アルバム。1972年11月1日にポリドール・レコードより発売された。

2005年に出版されたロバート・ディメリーの著書『死ぬ前に聴くべき1001枚のアルバム』にて、本作の名が挙がっている[4]

背景

スレイドは、ボビー・マーシャンのカバー曲「ゲット・ダウン・ゲット・ウィズ・イット[注釈 1]」を1971年5月に発売し、商業的な成功を収めた。同時期にライブ・パフォーマンスに対する評価が上がり、イギリスやヨーロッパでのブレイクに繋がり、全英シングルチャートでは最高位16位を獲得した[5]。スレイドはこれに続いて『だから君が好き』、『恋の赤信号』、『恋のバック・ホーム』とシングル盤を発売し、ライブ・アルバム『スライド・アライブ』を発売。シングル盤はいずれの作品も全英シングルチャートで上位にチャートインし、ライブ・アルバムは全英アルバムチャートは最高位2位を獲得した。バンドはこれに乗じてアルバム『スレイド?』のレコーディング・セッションに取りかかった。

1972年11月1日にポリドール・レコードより発売され、ARIAチャート[6]全英アルバムチャート[7]で最高位1位を獲得。ヨーロッパのチャートにおいてもトップ10内にチャートインする等のヒットを記録し、国際レコード・ビデオ製作者連盟のフィンランド支部からはゴールド認定を受けた[8]

2006年にリマスター盤が発売された。日本で発売されたリマスター盤には、ボーナス・トラックとしてアルバムに未収録となっていたシングル曲「恋のバック・ホーム」、「カモン!!」、「スクゥイーズ・ミー、プリーズ・ミー」の3曲が追加収録された[9]。なお、サルーボ・レコードから発売された再発盤には、アルバムに未収録となっていたシングルのカップリング4曲と1973年に発売されたソノシート『Slade Talk To Melanie Readers』が収録された。

シングル

1972年8月25日に本作からの先行シングル『クレイジー・ママ』が発売され、全英シングルチャートで最高位1位を獲得した[10]。本作の発売前の10月に発刊された『ミュージック・シーン』誌には、ソノシート『ザ・ホール・ワールズ・ゴーイン・クレイジー』が付属した[11]

1972年11月17日に本作からの第2弾シングル『グッバイ・ジェーン』が発売され、全英シングルチャートで最高位2位を獲得[12]

この他、アメリカでは1973年8月に「レット・ザ・グッド・タイムス・ロール」がシングル盤として発売され、Billboard Hot 100で最高位114位を獲得[13]。同年11月に日本で「ムーヴ・オーヴァー」がシングル盤として発売された。

収録曲

アナログA面
#タイトル作詞・作曲時間
1.「ハウ・ドゥ・ユー・ライド」(How d'You Ride)
2.「ザ・ホール・ワールズ・ゴーイン・クレイジー」(The Whole World's Goin' Crazee)ノディ・ホルダー
3.「ルック・アット・ラスト・ナイト」(Look at Last Nite)
  • ノディ・ホルダー
  • ジム・リー
4.「アイ・ウォント・レット・イット・アペン・アゲン」(I Won't Let It 'Appen Agen)ジム・リー
5.「ムーヴ・オーヴァー」(Move Over)ジャニス・ジョプリン
アナログB面
#タイトル作詞・作曲時間
6.「グッバイ・ジェーン」(Gudbuy T'Jane)
  • ノディ・ホルダー
  • ジム・リー
7.「グッバイ・グッバイ」(Gudbuy Gudbuy)
  • ノディ・ホルダー
  • ジム・リー
8.クレイジー・ママ(Mama Weer All Crazee Now)
  • ノディ・ホルダー
  • ジム・リー
9.「アイ・ドン・マインド」(I Don' Mind)
  • ノディ・ホルダー
  • ジム・リー
10.レット・ザ・グッド・タイムス・ロール / フィール・ソー・ファイン」(Let the Good Times Roll / Feel So Fine)レオナルド・リー英語版
合計時間:
2006年再発盤ボーナス・トラック(日本)
#タイトル作詞・作曲時間
11.恋のバック・ホーム(Take Me Bak 'Ome)
  • ノディ・ホルダー
  • ジム・リー
12.カモン!!(Cum On Feel The Noize)
  • ノディ・ホルダー
  • ジム・リー
13.スクゥイーズ・ミー、プリーズ・ミー(Skweeze Me, Pleeze Me)
  • ノディ・ホルダー
  • ジム・リー
合計時間:
2006年サルーボ再発盤ボーナス・トラック
#タイトル作詞・作曲時間
11.「ライフ・イズ・ナチュラル」(Take Me Bak 'Ome)ノディ・ホルダー
12.「キャンディデイト」(Cum On Feel The Noize)
  • ジム・リー
  • ドン・パウエル英語版
13.「ワンダリン」(Wonderin' Y)
  • ジム・リー
  • ドン・パウエル
14.「スピークス・イヴィル」(Man Who Speeks Evil)
  • ジム・リー
  • ドン・パウエル
15.「Slade Talk To Melanie Readers」(Issued on a single-sided flexi-disc) 
合計時間:

クレジット

スレイド
外部ミュージシャン・スタッフ

チャート成績

チャート (1972年 - 1973年) 最高位
オーストラリア (ARIA)[6] 1
オーストリア (Ö3 Austria)[14] 3
カナダ (RPM)[15] 27
オランダ (MegaCharts)[16] 10
フランス (SNEP)[17] 8
ドイツ (Offizielle Top 100)[18] 10
ノルウェー (VG-lista)[19] 3
UK アルバムズ (OCC)[7] 1
US Billboard 200[20] 69

認定

国/地域 認定 認定/売上数
フィンランド (Musiikkituottajat)[8] 1× Gold 20,000[8]

* 認定のみに基づく売上数
^ 認定のみに基づく出荷枚数

脚注

注釈

  1. ^ スレイドによるカバー・バージョンには、「ゲット・ダウン」という邦題が付けられている。

出典

  1. ^ Thompson, Dave. Slayed? - Slade | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2011年8月10日閲覧。
  2. ^ Christgau, Robert (1981). “Consumer Guide '70s: S”. Christgau's Record Guide: Rock Albums of the Seventies. Ticknor & Fields. ISBN 089919026X. https://www.robertchristgau.com/get_chap.php?k=S&bk=70 2019年3月12日閲覧。 
  3. ^ Dave Simpson (2006年8月25日). “CD: Slade, Slayed? | Music”. The Guardian (London: Guardian Media Group). https://www.theguardian.com/music/2006/aug/25/popandrock.shopping 2020年6月28日閲覧。 
  4. ^ Dimery, Robert (2005). 1001 Albums You Must Hear Before You Die. United Kingdom: Universe Publishing. ISBN 1-84403-392-9. https://archive.org/details/1001albumsyoumus0000unse_l0q0 
  5. ^ Charlesworth, Chris (1984). Slade, Feel the Noize!: an illustrated biography. London: Omnibus Press. p. 31. ISBN 0-7119-0538-X 
  6. ^ a b Go-Set Australian charts ~ 1972”. Poparchives.com.au (1973年2月17日). 2020年6月28日閲覧。
  7. ^ a b "Official Albums Chart Top 100". Official Charts Company. 2020年9月12日閲覧。
  8. ^ a b c "Slade" (Finnish). Musiikkituottajat – IFPI Finland. 2020年9月12日閲覧 引用エラー: 無効な <ref> タグ; name "ifpi"が異なる内容で複数回定義されています
  9. ^ “スレイド、リマスター紙ジャケを全16タイトル発売に”. CDJournal ニュース (株式会社シーディージャーナル). (2006年12月7日). https://www.cdjournal.com/main/news/-/13619 2020年6月28日閲覧。 
  10. ^ Official Singles Chart Top 50 (17 September 1972 - 23 September 1972)”. Official Charts Company (1972年9月17日). 2020年6月28日閲覧。
  11. ^ Slade – Weer All Crazee – Main Page”. Slade-weerallcrazee.co.uk. 2020年6月28日閲覧。
  12. ^ Official Singles Chart Top 50 (10 December 1972 - 16 December 1972)”. Official Charts Company (1972年12月10日). 2020年6月28日閲覧。
  13. ^ Billboard - Google Books. Books.google.co.uk. (1973-09-01). https://books.google.co.uk/books?id=JQkEAAAAMBAJ&pg=RA1-PA49&dq=slade+let+the+good+times+roll+114&hl=en&sa=X&redir_esc=y#v=onepage&q=slade%20let%20the%20good%20times%20roll%20114&f=false 2017年10月4日閲覧。 
  14. ^ "Austriancharts.at – Slade – Slayed?" (in German). Hung Medien. 2020年9月12日閲覧。
  15. ^ Top Albums/CDs - Volume 19, No. 11”. RPM. Library and Archives Canada (1973年4月28日). 2012年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月28日閲覧。
  16. ^ "Dutchcharts.nl – Slade – Slayed?" (in Dutch). Hung Medien. 2020年9月12日閲覧。
  17. ^ InfoDisc : Tous les Albums classés par Artiste”. Infodisc.fr. 2013年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月28日閲覧。
  18. ^ "Offiziellecharts.de – Slade – Slayed?" (in German). GfK Entertainment Charts. 2020年9月12日閲覧。
  19. ^ "Norwegiancharts.com – Slade – Slayed?". Hung Medien. 2020年9月12日閲覧。
  20. ^ The Hot 100 Chart”. Billboard (1973年7月7日). 2020年9月12日閲覧。

スレイド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 06:43 UTC 版)

スレイド (Slade)




「スレイド」の続きの解説一覧

スレイド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 04:17 UTC 版)

ノディ・ホルダー」の記事における「スレイド」の解説

詳細は「スレイド (バンド)」を参照 1965年にイン・ビトゥインーズ(英語: The 'N Betweens)とマーベリックスフェリー出会い、デイヴ・ヒル(英語版)とドン・パウエル(英語版)はホルダーにイン・ビトゥインーズへの参加の話を持ちかけるが、ホルダー断ったその後ウルヴァーハンプトン再会しホルダーはイン・ビトゥインーズへの参加同意同年にアンブローズ・スレイド(英語: Ambrose Slade名義ファースト・アルバムビギニングス』を発売したが、同作チャートインすることはなかった。後にチャス・チャンドラープロデュースのもと、イメージ改革乗り出すこととなり、バンド名を「スレイド」に改名1971年シングルとして発売されボビー・マーチャン英語版)のカバー曲Get Down Get With It」が全英シングルチャートでは最高位16位を獲得し続いて発売されたシングルだから君が好き』で初の第1位獲得したホルダーは、リーとともにバンドのほぼすべての曲の作詞作曲を手がけていて、中でも1973年発表された「メリー・クリスマス・エヴリバディ」は、全英シングルチャート首位獲得した6作目シングルで、2018年12月までにイギリスだけで100万上の売上記録している。 1992年にスレイドを脱退

※この「スレイド」の解説は、「ノディ・ホルダー」の解説の一部です。
「スレイド」を含む「ノディ・ホルダー」の記事については、「ノディ・ホルダー」の概要を参照ください。

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