恋のバック・ホームとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 恋のバック・ホームの意味・解説 

恋のバック・ホーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 07:28 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
スレイド (バンド) > 恋のバック・ホーム
恋のバック・ホーム
スレイドシングル
B面 ワンダリン
リリース
規格 7インチシングル
ジャンル グラムロック
時間
レーベル ポリドール
作詞・作曲
プロデュース チャス・チャンドラー
チャート最高順位
後述を参照
スレイド シングル 年表
  • 恋の赤信号
  • (1971年)
  • 恋のバック・ホーム
  • (1972年)
スレイデスト 収録曲
シェイプ・オブ・シングス・トゥ・カム
(A-7)
恋のバック・ホーム
(B-1)
だから君が好き
(B-2)
テンプレートを表示

恋のバック・ホーム」(こいのバック・ホーム、原題 : Take Me Bak 'Ome)は、スレイドの楽曲。1972年にシングルとして発売され、全英シングルチャートで最高位1位を獲得[1]。作詞作曲はノディ・ホルダージム・リー英語版で、プロデューサーはチャス・チャンドラー。オリジナル・アルバムには未収録となり、コンピレーション・アルバム『スレイデスト』でアルバム初収録となった。

なお、原題は「Take Me Bak 'Ome」とスペルを間違えている[注釈 1]が、これは意図的なもの[2]

背景

スレイドは、ボビー・マーシャンのカバー曲「Get Down Get With It[注釈 2]」を1971年5月に発売し、商業的な成功を収めた。立て続けに発売されたシングル『だから君が好き』と『恋の赤信号』、ライブ・アルバム『スレイド・アライブ』もまたヒットチャートの上位に入った。

1972年5月に本作がシングル盤として発売され、直後にリンカンで開催された「THE GREAT WESTERN FESTIVAL」に出演。同イベントにおけるライブ・パフォーマンスが高く評価され、シングル盤は全英シングルチャートで最高位1位を獲得し[1]、ヨーロッパのシングルチャートでも上位にチャートインした。なお、アメリカにおいては、本作がアメリカデビュー・シングルとなっており、Billboard Hot 100で最高位97位を獲得[3]

1984年にリーは「『恋のバック・ホーム』は僕が長い間足蹴にしてた古い曲だった。それをビートルズの『エブリボディーズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー』のフレーズをわずかながら引用して変えたんだけど、誰も気付かなかった。」と述べている[4]。なお、曲の中間部分のリフは、ホルダーによるアドリブ。

リリース

「恋のバック・ホーム」は、イギリス、アイルランド、ヨーロッパ全土、スカンディナヴィア、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコ、イスラエル、レバノン、日本などの国で7インチシングルとして発売された。B面には「ワンダリン」が収録され、2007年に発売されたコンピレーション・アルバム『B-Sides』に収録された。

プロモーション

本作のミュージック・ビデオは制作されていない。

イギリスでは、『トップ・オブ・ザ・ポップス』、『Lift Off with Ayshea』、『2Gs and the Pop People』などの音楽番組で披露された。1973年には『Sports En Fete France』や『TopPop』、オランダの音楽番組『Popgala』で披露された。

シングル収録曲

7インチシングル
# タイトル 作詞・作曲 時間
1. 「恋のバック・ホーム」(Take Me Bak 'Ome)
2. 「ワンダリン」(Wonderin' Y)
  • ジム・リー
  • ドン・パウエル英語版
合計時間:

クレジット

チャート成績

チャート (1972年) 最高位
オーストラリア (ARIA)[5] 9
ベルギー (Ultratop 50 Wallonia)[6] 11
ベルギー (Ultratop 50 Flanders)[7] 11
オランダ (Single Top 100)[8] 5
フランス (SNEP)[9] 45
ドイツ (Official German Charts)[10] 10
アイルランド (IRMA)[11]
4
南アフリカ (EMA) 8
UK Singles (Official Charts Company)[1] 1
US Billboard Hot 100[3] 97

カバー・バージョン

1973年にヴァンダイク・ブラウンが、コンピレーション・アルバム『Million Copy Hit Songs Made Famous by Slade, T. Rex, Sweet』でカバー。同作には同じくスレイドのカバー曲「カモン!!」と「だから君が好き」も収録された[12]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 正しいスペルは「Take Me Back Home」。
  2. ^ スレイドによるカバー・バージョンには、「ゲット・ダウン」という邦題が付けられている。

出典

  1. ^ a b c "Official Singles Chart Top 100". UK Singles Chart. 2020年9月12日閲覧。
  2. ^ Du Noyer, Paul (2003). The Illustrated Encyclopaedia of Music (1st ed.). Fulham, London: Flame Tree Publishing. ISBN 978-1-904041-96-2 
  3. ^ a b The Hot 100 Chart”. Billboard. Prometheus Global Media (1972年9月30日). 2020年7月2日閲覧。
  4. ^ Charlesworth, Chris (1984). Slade, Feel the Noize!: an illustrated biography. London: Omnibus Press. p. 36. ISBN 0-7119-0538-X 
  5. ^ Go-Set Australian charts - 4 November 1972”. Go-Set Australian charts (1972年11月4日). 2020年7月2日閲覧。
  6. ^ "Ultratop.be – slade – Take Me Bak 'Ome" (in French). Ultratop 50. 2020年9月13日閲覧。
  7. ^ "Ultratop.be – slade – Take Me Bak 'Ome" (in Dutch). Ultratop 50. 2020年9月12日閲覧。
  8. ^ "Dutchcharts.nl – slade – Take Me Bak 'Ome" (in Dutch). Single Top 100. 2020年9月12日閲覧。
  9. ^ InfoDisc : Tout les Titres par Artiste”. Infodisc.fr. 2013年10月26日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2020年9月12日閲覧。
  10. ^ "Offiziellecharts.de – slade – Take Me Bak 'Ome". GfK Entertainment Charts. 2020年9月12日閲覧。
  11. ^ The Irish Charts - Search Results - Slade”. Irish Singles Chart. 2022年3月27日閲覧。
  12. ^ Medium: Million Copy Hit Songs Made Famous by Slade, T. Rex, Sweet - Vandyke Brown, Unicorn Express and Indigo Blue (1973)”. Second Hand Songs (2011年2月21日). 2012年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月24日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  恋のバック・ホームのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「恋のバック・ホーム」の関連用語

恋のバック・ホームのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



恋のバック・ホームのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの恋のバック・ホーム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS