スリーポイントシュートの導入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 00:17 UTC 版)
「1979-1980シーズンのNBA」の記事における「スリーポイントシュートの導入」の解説
スリーポイントシュートの概念は1933年のハーマン・セイガー発案に始まり、彼の案ではバスケットから15フィート(4.57m)と25フィート(7.62m)離れた2つのラインがあり、15フィートの中からのシュートは1点、15フィートから25フィートの間からのシュートは2点、25フィートの外からのシュートは3点と定められた。その後1945年にNCAAでスリーポイントシュートを導入した試験試合が行われ、プロバスケットボールリーグの分野では1961年から1963年の3年間活動したABLが初めて採用し、独立リーグEPBLも1964年に採用した。一方でプロバスケットボールの盟主であるNBAはなかなかスリーポイントシュート導入には踏み切らず、1967年にはライバルリーグABAが誕生し、ABAも翌年の1968年には導入。スリーポイントシュートはABAによって認知度を高めた。そして1976年にNBAがABAを吸収合併して3年後のこの年、ようやくNBAもスリーポイントシュート採用に踏み切ったのである。 国際ルールでは1989年に導入される。なお、NBAのスリーポイントラインは国際ルールよりも最大で約1m後方にある。 NBAの記念すべき最初のスリーポイントシュート成功者はボストン・セルティックスのクリス・フォードで10月12日のヒューストン・ロケッツ戦だった。バスケットにおいて通常のフィールドゴールからさらに1点加算されるスリーポイントシュートはまさに魔法のシュートであり、試合をより刺激的で複雑なものにした。スリーポイントシュートの導入はNBA人気の梃入れに大きな役割を果たした。
※この「スリーポイントシュートの導入」の解説は、「1979-1980シーズンのNBA」の解説の一部です。
「スリーポイントシュートの導入」を含む「1979-1980シーズンのNBA」の記事については、「1979-1980シーズンのNBA」の概要を参照ください。
- スリーポイントシュートの導入のページへのリンク