スペースインベーダー基板を流用したもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 01:43 UTC 版)
「スペースインベーダー」の記事における「スペースインベーダー基板を流用したもの」の解説
ブーム後にナムコから『ギャラクシアン』が出たが、『ギャラクシアン』の基板は一つのキャラに複数の色が付けられる画期的なもので、中小メーカーはこぞって『ギャラクシアン』基板の流用ゲームを出した。タイトーも『ギャラクシアン』に匹敵する基板を既に開発していたが、『インベーダー』基板が大量に残り、廃棄する事も無理があったので、西角らはまず『インベーダー』基板のROMだけ差し替え、別のゲームを作ることとなった。このため1979 - 1981年にタイトーから出たゲームの色や音は、工場で新造されたものは独自の仕様だったが、インベーダー基板を流用したものは、色と音(当時はまだシンセサイザーがなく、抵抗器を一つ一つ付け、『インベーダー』の場合8種類の音が用意されていた)の両方または片方が、『インベーダー』と同じままだった。基板流用ゲームは、主に以下のタイトルなどが挙げられる(メーカーにリンクがあるものは後述)。 タイトー スペースチェイサー スペースモンスター バルーンボンバー ルナレスキュー ルパン三世 ウイング アドベンチャー 与作とドン平 SNK アトムスマッシャー オズマウォーズ レジャック カミカゼ / Astro Invader スペースウォー その他のメーカー スペーシアン(タートル) ギャラクシーウォーズ(ユニバーサル) ブラックビートルズ(電気音響) ローリングクラッシュ(日本物産) タイトー以外ではセガ・エンタープライゼス(現・株式会社セガ)の『ヘッドオン』基板もROM交換で対応しており、1981年頃までは大手のセガやタイトーより中小メーカーの方が、華やかな色のゲームを作れるという、一見矛盾した展開が見られた。
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