ステム・ループ構造
ステムループ構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/03 04:53 UTC 版)
詳細は「ステムループ」を参照 核酸分子の二次構造は多くの場合、ステムとループのパーツへと一意に分けることができる。塩基対形成したヘリックス(ステム)とその末端を閉じる短い対合していないループからなるステムループ構造(しばしば「ヘアピン」とも呼ばれる)は非常によくみられる構造で、tRNAで見られるクローバーリーフ構造のようなより大きな構造モチーフの構成要素ともなる。インターナルループ(長い対合したヘリックスの間に、短い対合していない一連の塩基が存在する構造)とバルジ(ヘリックスの一方の鎖に「余剰な」挿入塩基が存在し、対合する相手が他方の鎖に存在しない構造)もまた頻繁にみられる構造である。 生物学的なRNAに機能的に重要な二次構造要素は多く存在する。有名な例はRho非依存的ターミネーターとtRNAクローバーリーフである。RNA分子の二次構造の決定に関しては、実験的手法と計算的手法の双方で活発な研究が行われている(RNA構造予測ソフトウェアの一覧(英語版)も参照)。
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