ヒストンmRNAのプロセシング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 22:31 UTC 版)
「転写後修飾」の記事における「ヒストンmRNAのプロセシング」の解説
詳細は「ヒストン」を参照 ヒストンH2A、H2B、H3、H4はヌクレオソームのコアを形成し、そのためコアヒストンと呼ばれる。典型的なヒストンmRNAは、ポリ(A)テールやイントロンといった他の真核mRNAのいくつかの特徴を持たないため、通常のmRNAとは異なったプロセシングが行われる。これらのmRNAはスプライシングが行われず、3'末端のプロセシングも切断因子やポリアデニル化因子とは無関係である。コアヒストンのmRNAの3'末端に存在する特別なステムループ構造がSLBP(英語版)(stem-loop binding protein)によって認識され、histone downstream element (HDE) と呼ばれる領域がU7 snRNA(英語版)を呼び寄せる。そして、CPSF3(英語版)がステムループとHDEの間を切断する。 一方、H2A.Z(英語版)やH3.3のようなヒストンバリアントはイントロンを持っており、通常のmRNAと同様にスプライシングとポリアデニル化が行われる。
※この「ヒストンmRNAのプロセシング」の解説は、「転写後修飾」の解説の一部です。
「ヒストンmRNAのプロセシング」を含む「転写後修飾」の記事については、「転写後修飾」の概要を参照ください。
- ヒストンmRNAのプロセシングのページへのリンク