ジョーディン・アダムスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ジョーディン・アダムスの意味・解説 

ジョーディン・アダムス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/01 10:01 UTC 版)

ジョーディン・アダムス
Jordyn Adams
ボルチモア・オリオールズ #80
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 ノースカロライナ州ケーリー
生年月日 (1999-10-18) 1999年10月18日(25歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2018年 MLBドラフト1巡目
初出場 2023年8月2日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジョーディン・ブラッドリー・アダムスJordyn Bradley Adams, 1999年10月18日 - )は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ケーリー出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。MLBボルチモア・オリオールズ所属。

経歴 

プロ入り前

グリーンホープ高等学校英語版時代は野球とアメリカンフットボールの両方で才能を発揮。野球では全国の有望高校生が出場するアンダーアーマー全米野球ゲーム英語版で決勝打を放ち、また1番打者として全国高校選抜トーナメントベスト4進出に貢献した[1]。一方フットボールではワイドレシーバーとして高校フットボールのオールスターゲームであるオールアメリカンボウル英語版に選出されている[2]

プロ入りとエンゼルス時代 

2018年MLBドラフト1巡目(全体17位)でロサンゼルス・エンゼルスから指名された。当初はノースカロライナ大学に進学して奨学金を得て野球とフットボールをプレーする予定だったが、最終的にエンゼルスと契約金347万2900ドルで契約合意し、プロ入りすることになった[3]。なおフットボールとの二刀流は断念し、以後は野球に専念している。契約後はルーキー級アリゾナリーグ・エンゼルス英語版オレム・オウルズ英語版でプレーし、2球団合計で29試合に出場して、打率.267、0本塁打、13打点、5盗塁を記録した。

2019年はアリゾナリーグ・エンゼルス、A-級バーリントン・ビーズ英語版、A級インランド・エンパイア・シックスティシクサーズ英語版の3球団合計で109試合に出場して、打率.257、8本塁打、36打点、16盗塁を記録した。

2020年新型コロナウイルスの感染拡大の影響でマイナーリーグが開催されなかったため、公式戦の出場はなかった。

2021年はA+級トリシティ・ダストデビルズ英語版で71試合に出場して、打率.217、5本塁打、27打点、18盗塁を記録した。

2022年はA+級トリシティとAA級ロケットシティ・トラッシュパンダズの2球団合計で120試合に出場して、打率.238、4本塁打、42打点、33盗塁を記録した。

2023年1月7日に自身のXで結婚を発表した[4]。エンゼルスのスプリングトレーニングに招待選手として参加[5]。開幕はAAA級ソルトレイク・ビーズで迎え、89試合に出場して、打率.265、13本塁打、60打点、37盗塁を記録。8月1日にグリフィン・キャニングの負傷者入りに伴って、メジャー初昇格を果たした[6]。翌日の8月3日に「9番・中堅手」で先発出場し、8月19日のタンパベイ・レイズ戦でメジャー初安打を放ったが、その試合で痛恨の落球をしてしまい、翌20日にマイナーに降格した。ここまで10試合に出場して、打率.143、0打点、0盗塁と結果を残せていなかった[7]。9月に再昇格して7試合に出場したがここでも結果は残せず、最終的に17試合に出場して打率.128、本塁打0本という成績に終わった[5]

2024年11月19日、エリック・ワガマン英語版と共にエンゼルスからDFAとなった[8]

オリオールズ時代 

2024年12月19日、ボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ[9]2025年の開幕はAAA級ノーフォーク・タイズで迎えたが、5月31日にライアン・マウントキャッスル負傷者リスト入りに伴って移籍後初昇格を果たし[10]、同日のシカゴ・ホワイトソックス戦に2点リードの9回、ホルヘ・マテオに替わって中堅手の守備に就き、移籍後初出場を果たした[11]

選手としての特徴 

マイナー時代の2022年に33盗塁(盗塁死3)を記録しているように俊足が最大の武器。そして身体能力も高い[12]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2023 LAA 17 40 39 1 5 0 0 0 5 1 1 2 0 1 0 0 0 16 0 .128 .125 .128 .253
2024 11 38 35 4 8 0 0 1 11 4 2 0 0 0 3 0 0 12 1 .229 .289 .314 .603
MLB:2年 28 78 74 5 13 0 0 1 16 5 3 2 0 1 3 0 0 28 1 .176 .205 .216 .421
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績



左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2023 LAA 3 7 0 0 0 1.000 5 13 0 2 0 .867 6 7 0 0 0 1.000
MLB 3 7 0 0 0 1.000 5 13 0 2 0 .867 6 7 0 0 0 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

背番号

  • 39(2023年 - 2024年)
  • 80(2025年 - )

脚注

  1. ^ Carlos Collazo (2018年4月13日). “Two Sports, One Decision For Jordyn Adams”. Baseball America. 2024年1月2日閲覧。
  2. ^ Jason Jordan (2017年11月16日). “UNC commit Jordyn Adams excited to receive U.S. Army All-American jersey”. USA Today High School Sports. 2024年1月2日閲覧。
  3. ^ Maria Guardado (2018年6月6日). “Angels' top Draft pick Adams agrees to deal”. MLB.com. 2024年1月2日閲覧。
  4. ^ エンゼルス23歳有望株が結婚 ダンクシュートもできる“身体能力オバケ”の18年ドラ1”. THE ANSWER. 2023年7月20日閲覧。
  5. ^ a b https://www.mlb.com/player/jordyn-adams-677941[ MLB公式プロフィール]参照。2025年6月1日閲覧。
  6. ^ 日刊スポーツ. “エンゼルス、右腕キャニングがふくらはぎ負傷でIL入り モニアクのバックアップにアダムス昇格”. 日刊スポーツ. 2023年8月2日閲覧。
  7. ^ 【MLB】エンゼルス、戦力外ウォラックはマイナーへ ドラ1アダムスも降格…前日に落球”. Full-Count. 2023年8月22日閲覧。
  8. ^ Angels Designate Jordyn Adams, Eric Wagaman For Assignment” (英語). mlbtraderumors.com. 2024年11月20日閲覧。
  9. ^ Orioles, Jordyn Adams Agree To Minor League Deal” (英語). mlbtraderumors.com. 2024年12月20日閲覧。
  10. ^ Mark Polishuk (2025年5月31日). “Orioles Place Ryan Mountcastle On 10-Day IL, Recall Coby Mayo” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年6月1日閲覧。
  11. ^ Chicago White Sox vs Baltimore Orioles Box Score, May 31, 2025” (英語). Baseball-Reference.com. 2025年6月1日閲覧。
  12. ^ エ軍、ドラ1位指名高卒野手の豪快ダンクが話題 「なんてことだ」”. Full-Count (2018年6月5日). 2023年7月20日閲覧。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ジョーディン・アダムスのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジョーディン・アダムス」の関連用語

ジョーディン・アダムスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジョーディン・アダムスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジョーディン・アダムス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS