グリフィン・カニングとは？わかりやすく解説

グリフィン・カニング
*Griffin Canning*
ニューヨーク・メッツ #46
	ロサンゼルス・エンゼルス時代 ; （2024年6月18日）
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	カリフォルニア州ミッションビエホ
生年月日	1996年5月11日（29歳）
身長; 体重	6' 2" ＝約188 cm; 180 lb ＝約81.6 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	2017年 MLBドラフト2巡目
初出場	2019年4月30日
年俸	$4,250,000（2025年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	サンタ・マルガリータ・カトリック高等学校（英語版）; カリフォルニア大学ロサンゼルス校; ロサンゼルス・エンゼルス (2019 - 2021, 2023 - 2024); ニューヨーク・メッツ (2025 - );
	この表について

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グリフィン・キャニング

グリフィン・アレクサンダー・カニング（Griffin Alexander Canning, 1996年 5月11日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ミッションビエホ出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。MLBのニューヨーク・メッツ所属。

経歴

プロ入り前

2015年のMLBドラフト38巡目（全体1133位）でコロラド・ロッキーズから指名されたが、この時は契約せずにカリフォルニア大学ロサンゼルス校へ進学した。

プロ入りとエンゼルス時代

2017年のMLBドラフト2巡目（全体47位）でロサンゼルス・エンゼルスから指名され、6月16日に契約を結んだ^[2]。

2018年、傘下のA+級インランド・エンパイア・シックスティシクサーズ（英語版）でプロデビュー。AA級モービル・ベイベアーズとAAA級ソルトレイク・ビーズにも所属し、3球団合計で25試合に先発登板して4勝3敗、防御率3.65、125奪三振を記録した。

2019年は開幕をAAA級ソルトレイクで迎えた。4月30日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のトロント・ブルージェイズ戦にて先発でメジャーデビュー（4.1回を3失点で勝敗付かず）^[3]。この年メジャーでは18試合（先発17試合）に登板して5勝6敗、防御率4.58、96奪三振を記録した。

2020年は新型コロナウイルスの影響で60試合制の短縮シーズンであり、11試合の登板で2勝3敗・防御率3.99ながら守備力が評価されて自身初めてゴールドグラブ賞を受賞した。

2022年は腰の怪我によりメジャーでの出場は無かった。

2023年は2年ぶりにメジャーで出場した。

2024年シーズンは31試合に先発登板し、防御率5.19で6勝13敗という成績であった。

メッツ時代

2024年10月31日にホルヘ・ソレアとのトレードでアトランタ・ブレーブスへ移籍した^[4]が、11月22日にノンテンダーFAとなった^[5]。その後、12月19日にニューヨーク・メッツと425万ドルの1年契約を結んだ^[6]。

2025年6月27日のアトランタ・ブレーブス戦の3回に遊撃手へのゴロに打ち取ったところ、打球の行方を確認しようと振り返った際に左アキレス腱断裂の重傷を負った^[7]。このシーズンは16試合の登板で7勝3敗・防御率3.77などを記録した。

選手としての特徴

90mph台中盤の速球と3種類の変化球で組み立てる^[8]。

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
2019	LAA	18	17	5	6	.455	384	90.1	80	14	30	0	8	96	9	1	46	46	4.58	1.22
2020		11	11	2	3	.400	238	56.1	54	8	23	0	1	56	5	0	29	25	3.99	1.37
2021		14	13	5	4	.556	277	62.2	65	14	28	0	1	62	3	0	41	39	5.60	1.48
2023		24	22	7	8	.467	536	127.0	121	22	36	1	5	139	4	0	62	61	4.32	1.24
2024		32	31	6	13	.316	739	171.2	174	31	66	1	6	130	6	4	105	99	5.19	1.40
MLB：5年		99	94	25	34	.424	2174	508.0	494	89	183	2	21	483	27	5	283	270	4.78	1.33

2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

投手守備

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2019	LAA	18	9	12	2	0	.913
2020		11	7	8	1	1	.938
2021		14	4	8	1	1	.923
2023		24	7	10	1	2	.944
2024		32	12	20	0	0	1.000
MLB		99	39	58	5	4	.951

外野守備

年度	球団	左翼（LF）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2021	LAA	1	0	0	0	0	----
MLB		1	0	0	0	0	----

2024年度シーズン終了時
各年度の太字はリーグ最高
各年度の太字年はゴールドグラブ賞受賞

表彰

ゴールドグラブ賞（投手部門）：1回（2020年）

背番号

47（2019年 - 2024年）
46（2025年 - ）

脚注

^ “Griffin Canning Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2025年4月29日閲覧。
^ Maria Guardado (2017年6月16日). “Angels sign second-round pick Canning” (英語). MLB.com. 2019年12月26日閲覧。
^ Maria Torres (2019年4月30日). “Angels pitcher Griffin Canning’s debut solid in win over the Blue Jays” (英語). ロサンゼルス・タイムズ. 2019年12月26日閲覧。
^ Passan, Jeff (2024年10月31日). “Angels land slugger Jorge Soler from Braves for RHP Griffin Canning”. ESPN.com 2024年11月1日閲覧。
^ “Laureano, Canning among 5 let go at non-tender deadline” (英語). MLB.com. 2024年12月20日閲覧。
^ “Mets To Sign Griffin Canning” (英語). MLB Trade Rumors (2024年12月18日). 2024年12月20日閲覧。
^ “元エ軍キャニングが左アキレス腱を断裂　インスタでは大谷翔平や元同僚、日本のファンらがエール”. 日刊スポーツ (2025年6月28日). 2025年6月29日閲覧。
^ 「Topps Baseball Card 2019 Heritage High Number No.524 Griffin Canning」

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Griffin Canning stats MiLB.com （英語）
グリフィン・カニング (@griffin_canning) - X（旧Twitter）
グリフィン・カニング (@griffcanning) - Instagram

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[1] “Griffin Canning Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2025年4月29日閲覧。

[2] Maria Guardado (2017年6月16日). “Angels sign second-round pick Canning” (英語). MLB.com. 2019年12月26日閲覧。

[3] Maria Torres (2019年4月30日). “Angels pitcher Griffin Canning’s debut solid in win over the Blue Jays” (英語). ロサンゼルス・タイムズ. 2019年12月26日閲覧。

[4] Passan, Jeff (2024年10月31日). “Angels land slugger Jorge Soler from Braves for RHP Griffin Canning”. ESPN.com 2024年11月1日閲覧。

[5] “Laureano, Canning among 5 let go at non-tender deadline” (英語). MLB.com. 2024年12月20日閲覧。

[6] “Mets To Sign Griffin Canning” (英語). MLB Trade Rumors (2024年12月18日). 2024年12月20日閲覧。

[7] “元エ軍キャニングが左アキレス腱を断裂　インスタでは大谷翔平や元同僚、日本のファンらがエール”. 日刊スポーツ (2025年6月28日). 2025年6月29日閲覧。

[8] 「Topps Baseball Card 2019 Heritage High Number No.524 Griffin Canning」

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

年度	球団	左翼（LF）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2021	LAA	1	0	0	0	0	----
MLB		1	0	0	0	0	----

表話編歴ニューヨーク・メッツロースター
投手	52 タイ・アドコック（英語版） 58 ポール・ブラックバーン 43 ワスカル・ブラゾバン 70 ホセ・ブット 46 グリフィン・カニング（故障者リスト） 49 クリス・デベンスキー 39 エドウィン・ディアス 75 リード・ギャレット 71 ジャスティン・ガーザ（英語版） 51 ジャスティン・ヘイゲンマン（英語版） 35 クレイ・ホームズ 32 マックス・クラニック（英語版）（故障者リスト） 59 ショーン・マネイア（故障者リスト） 38 タイラー・メギル（故障者リスト） 33 A.J.ミンター（故障者リスト） 47 フランキー・モンタス 72 デドニエル・ヌニェス 23 デビッド・ピーターソン 91 ジョナサン・ピンタロ（英語版） 83 コリン・ポシェ -- ブルックス・ラリー（故障者リスト） 45 クリスチャン・スコット（故障者リスト） 34 千賀滉大（故障者リスト） -- ドリュー・スミス（故障者リスト） 55 ライン・スタネック 40 ブレイド・ティドウェル 82 ブランドン・ワッデル 44 オースティン・ウォーレン 81 ダニー・ヤング（故障者リスト） 53 タイラー・ズーバー（英語版）
捕手	4 フランシスコ・アルバレス 30 ヘイデン・センガー（英語版） 13 ルイス・トレンズ
内野手	2 ルイスアンヘル・アクーニャ 20 ピート・アロンソ 7 ブレット・ベイティ 12 フランシスコ・リンドーア 11 ニック・マドリガル（故障者リスト） 10 ロニー・マウリシオ 1 ジェフ・マクニール 27 マーク・ビエントス 29 ジャレッド・ヤング（英語版）
外野手	21 トラビス・ジャンコウスキー 6 スターリング・マルテ 9 ブランドン・ニモ 19 ホセ・シリ（故障者リスト） 22 フアン・ソト 15 タイロン・テイラー 3 ジェシー・ウィンカー（故障者リスト）
監督・コーチ	64 カルロス・メンドーサ（監督） 68 ジョン・ギボンズ（ベンチコーチ） 49 ジェレミー・バーンズ（英語版）（打撃コーチ） 61 エリック・チャベス（打撃コーチ） 65 ジェレミー・ヘフナー（英語版）（投手コーチ） 66 アントアン・リチャードソン（一塁コーチ） 86 マイク・サーボー（英語版）（三塁コーチ） 67 ホセ・ロサド（英語版）（ブルペンコーチ） 63 グレン・シャーロック（英語版）（捕手兼分析コーチ） 79 ダニー・バーンズ（情報コーチ） 77 デーブ・ラカニエロ（英語版）（ブルペン捕手） 78 エリック・ランギル（英語版）（ブルペン捕手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2025年6月27日更新

表話編歴アメリカンリーグゴールドグラブ賞（投手）
1950年代	57 ボビー・シャンツ 58 ボビー・シャンツ 59 ボビー・シャンツ
1960年代	60 ボビー・シャンツ 61 フランク・ラリー（英語版） 62 ジム・カート 63 ジム・カート 64 ジム・カート 65 ジム・カート 66 ジム・カート 67 ジム・カート 68 ジム・カート 69 ジム・カート
1970年代	70 ジム・カート 71 ジム・カート 72 ジム・カート 73 ジム・カート 74 ジム・カート 75 ジム・カート 76 ジム・パーマー 77 ジム・パーマー 78 ジム・パーマー 79 ジム・パーマー
1980年代	80 マイク・ノリス（英語版） 81 マイク・ノリス（英語版） 82 ロン・ギドリー 83 ロン・ギドリー 84 ロン・ギドリー 85 ロン・ギドリー 86 ロン・ギドリー 87 マーク・ラングストン 88 マーク・ラングストン 89 ブレット・セイバーヘイゲン
1990年代	90 マイク・ボディッカー 91 マーク・ラングストン 92 マーク・ラングストン 93 マーク・ラングストン 94 マーク・ラングストン 95 マーク・ラングストン 96 マイク・ムッシーナ 97 マイク・ムッシーナ 98 マイク・ムッシーナ 99 マイク・ムッシーナ
2000年代	00 ケニー・ロジャース 01 マイク・ムッシーナ 02 ケニー・ロジャース 03 マイク・ムッシーナ 04 ケニー・ロジャース 05 ケニー・ロジャース 06 ケニー・ロジャース 07 ヨハン・サンタナ 08 マイク・ムッシーナ 09 マーク・バーリー
2010年代	10 マーク・バーリー 11 マーク・バーリー 12 ジェレミー・ヘリクソン、ジェイク・ピービー 13 R.A.ディッキー 14 ダラス・カイケル 15 ダラス・カイケル 16 ダラス・カイケル 17 マーカス・ストローマン 18 ダラス・カイケル 19 マイク・リーク
2020年代	20 グリフィン・カニング 21 ダラス・カイケル 22 シェーン・ビーバー 23 ホセ・ベリオス 24 セス・ルーゴ
捕手一塁手二塁手三塁手遊撃手外野手

グリフィン・カニングとは？わかりやすく解説