ジャワ島南西沖地震
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/26 14:10 UTC 版)
ジャワ島南西沖地震 | |
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震源の位置(USGS)
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本震 | |
発生日 | 2006年7月17日 |
発生時刻 | 8時19分28秒 (UTC) 15時19分28秒 (現地時間) 17時19分28秒 (JST) |
震央 | ![]() バンドンの南沖260 km 南緯9度20分2秒 東経107度15分47秒(南緯9度20分02秒 東経107度15分47秒 / 南緯9.334度 東経107.263度) |
震源の深さ | 32 km |
規模 | モーメントマグニチュード(Mw)7.7 |
最大震度 | 改正メルカリ震度V: ジャワ島南西部 |
津波 | ジャワ島南岸で最大3m |
地震の種類 | 海溝型 |
余震 | |
回数 | 不明 |
最大余震 | 2006年7月17日18時13分(JST)、M6.1 |
被害 | |
死傷者数 | 死者600人 |
被害総額 | 不明 |
被害地域 | インドネシア、ジャワ島南岸 |
出典: 特に注記がない場合はUSGSによる。
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プロジェクト:地球科学 プロジェクト:災害 |
ジャワ島南西沖地震(ジャワとうなんせいおきじしん)は、2006年7月17日、インドネシアのジャワ島南西部沖で8時19分28秒(UTC)(現地時間 午後3時19分28秒)に発生した地震である[1][2]。
概要
- アメリカ合衆国地質調査所は、地震の規模をモーメントマグニチュード7.7 [3]と推定[1][2]。
- インドネシア気象地理庁によれば、震源地はバンドンの南約620 kmのインド洋で、震源の深さは32 km。
- 当初、津波の規模は2-3mとの報道が見られたが、その後の名古屋大学などの痕跡調査により、7m以上の規模であることが判明している[1][2][4]。
被害
震源に近い場所では直接的な揺れに加え、海岸に津波が押し寄せたことにより、多くの被害を出した[5][6]。政府当局の発表によれば500人以上の死者が生じ、30,000人が一時的に避難をするなどの災害となった。 死者が集中したのは、パンガンダラン市のリゾート地パガンダランビーチで、200人以上の死者が出ていると推測されている(同地を訪れた観光客の被害者数が把握できていないため)[7]。
海外からの援助
脚注
- ^ a b c 「ジャワ島沖で大地震、津波で67人死亡…数百人不明」『読売新聞』読売新聞社、2006年7月18日。オリジナルの2006年7月18日時点におけるアーカイブ。2025年4月26日閲覧。
- ^ a b c 「ジャワ島で強い地震、津波で80人が死亡 不明者多数」『朝日新聞』朝日新聞社、2006年7月18日。オリジナルの2006年7月19日時点におけるアーカイブ。2025年4月26日閲覧。
- ^ Magnitude 7.7 - SOUTH OF JAVA, INDONESIA Archived 2009年12月21日, at the Wayback Machine.
- ^ 2006年ジャワ島南方沖地震の緊急調査報告(名古屋大学伊藤武男、加藤照之)
- ^ 「ジャワ島津波の死者262人に、邦人男性が津波で骨折」『読売新聞』読売新聞社、2006年7月18日。オリジナルの2006年7月19日時点におけるアーカイブ。2025年4月26日閲覧。
- ^ 「ジャワ島津波の犠牲者500人超す デマでパニックも」『朝日新聞』朝日新聞社、2006年7月19日。オリジナルの2006年7月20日時点におけるアーカイブ。2025年4月26日閲覧。
- ^ 「ジャワ津波、死者300人超す」『朝日新聞』朝日新聞社、2006年7月18日。オリジナルの2006年7月21日時点におけるアーカイブ。2025年4月26日閲覧。
- ^ 「首相、ジャワ津波でメッセージ 「被害に最大限の支援」」『朝日新聞』朝日新聞社、2006年7月19日。オリジナルの2006年7月20日時点におけるアーカイブ。2025年4月26日閲覧。
関連項目
固有名詞の分類
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