ジャズ・スタンダードとして
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 04:20 UTC 版)
「いつか王子様が」の記事における「ジャズ・スタンダードとして」の解説
1957年に、ジャズピアニストのデイヴ・ブルーベックは、彼の子供が持っていたディズニーの曲の作品集に直感を受け、『デイヴ・ディグズ・ディズニー』でのこの歌のあるヴァージョンを収録した。 この歌はすぐにジャズミュージシャンの間で、そのコード進行が格別で納得できるものと考えられ人気が出た。[要出典] 後に諸々のヴァージョンが、ビル・エヴァンス、マイルス・デイヴィス、オスカー・ピーターソンに録音され、また何回かにわたりハービー・ハンコックが、それをある巨匠傑作品のための基礎に使おうと録音した。 1961年のマイルス・デイヴィスのアルバム、『サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム』 での録音は、コーラス中のある持続低音の間奏曲が呼び物となり、それはよく真似をされる。ピアニストのウィントン・ケリーは、デイヴィスのヴァージョンを演奏し、後年に彼自身の同名のアルバムでそのトラックをトリオとして録音した。 ビル・エヴァンスは生涯を通して何度もこの曲を録音しており、一部のアルバムでは1コーラスごとに三拍子と四拍子が入れ替わるアレンジでの演奏が収録されている。 レナ・ホーンは、1976年にA New Album でロバート・ファーノン・オーケストラとフィル・ウッズとともにホーンティング・ヴァージョンを歌った。 チェット・ベイカー・トリオはSomeday My Prince Will Come という名のアルバムを1979年に録音した。 サン・ラーの1989年ライブアルバムSecond Star to the Right はボーカルと拡張したルバート・サクソフォーン・ソロが一体になった歌のヴァージョンを収録した。 カサンドラ・ウィルソンはマイルス・デイヴィスに捧げた1999年のアルバム『トラヴェリング・マイルス』でカヴァーを録音した。 ベーシストのスタンリー・クラークは2009年のアルバム『ジャズ・イン・ザ・ガーデン』でカヴァーを録音した。この録音はクラークと上原ひろみのデュオによる演奏である。
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