シーズン2 第2話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 08:02 UTC 版)
「もっともっともっと」(More, More, More) 村西のサファイア映像はさらに制作スピードを加速させ、事務所は何本ものアダルトビデオを並行して撮影し、大量の札束が飛び交う現場になっていた。 しかし社長の川田は、今や全国チェーンに急成長したレンタルビデオ店「メルヘン」の代表・和田篤(ピエール瀧)から、新作がマンネリ化しているという不満を耳にするようになる。川田は村西にかつての初心に返るよう諫言するが、村西はさらに過激化してゆく。 村西は童貞の助監督・三田村(柄本時生)を強引に男優として出演させた際、女優の顔に精液をかけてしまうアクシデントが起きたことを逆手に取り、「顔面シャワー」という新演出として売り出して大ヒットする。さらに村西は、人気アイドルグループのメンバー(桜田通)と関係を持ったという自社のAV女優・江戸川ローマ(増田有華)の話に着想を得て、人気アイドルの性癖を暴露するシリーズを売り出す。 このシリーズはアイドルグループのファンから強硬な抗議を受け、またアイドル事務所の怒りを恐れた放送局は村西のTV出演を禁止するが、それが逆に評判をよびシリーズは大ヒットとなる。 大ヒット記念パーティーの席で衛星放送への大々的な進出を宣言する村西に、社長の川田は激怒し、ついに2人は決裂する。 そのころ村西から追放された荒井トシ(満島真之介)は、歌舞伎町を支配する暴力団となった古谷伊織(國村隼)の配下に身を寄せ、幹部の萩原(笠松将)とともに恐喝行為を繰り返していた。 トシは古谷らの通う高級クラブで看板ホステスのサヤカ(西内まりや)と知り合い、また川田はデパートの美容部員だった千葉ミユキ(恒松祐里)と街で出会う。この2人は、以後のエピソードで重要な役割を果たす存在となってゆく。
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