シュート・アウト (Shootout)
シュートアウト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/24 21:25 UTC 版)
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シュートアウト (Shootout) は、北米アイスホッケーリーグNHLが2005年以来採用しているタイブレークの方法である。
試合が終わって同点の場合
アイスホッケーでは20分の「ピリオド」を3回行う。これで決着がつけば試合は終了。同点で試合が終わった場合、まずはサドンデス方式による延長戦 (OT) を行うが、それにおいては本来の5+1vs.5+1ではなく、4+1vs.4+1方式をとる。2015-16シーズンからは3+1vs.3+1方式となった。それでも決着がつかない場合、このシュートアウトを採用する。
シュートアウトの方式
まず、ホームチームが先攻か後攻か選ぶ。NHLにおいて、2005 - 06シーズンはホームチームは必ず後攻だった。
両チームはまず3人ずつ「シューター」を決める。シューターはそれぞれペナルティーショットを行う。得点が入るとシュートアウトの得点に1点加算される。
決着がつかなかった場合(2人目終了地点で2点差がついている場合は終了)、4人目以降がペナルティーショットを行うサドンデスに突入する。NHLでは2005-2006シーズンのワシントン・キャピタルズとニューヨーク・レンジャースの試合で、15ラウンドまで行ったことがある。
得点を多く入れたチームにはシュートアウト以前の得点に1点は加えられ勝利チームとなる。
シュートアウトの達人たち
- エイドリアン・オコイン (Adrian Aucoin, フェニックス・コヨーテズ) …ディフェンスマンながら、2009 - 10シーズン中〜終盤にかけて、6回連続で決勝点をたたき出すという偉業を成し遂げた。ちなみに決勝点6つも歴代最多。
- エリック・クリスチャンセン (Erik Christensen, ニューヨーク・レンジャース) …デビュー以降、5シーズンで実に4チームを渡り歩いているが、その間の通算成功率は50%を超える。
- ユッシー・ヨキネン (Jussi Jokinen, カロライナ・ハリケーンズ) …最初のシューアウト以降9回連続でシュートアウトでゴールするという、NHL記録をつくった。また、同年シュートアウトで決めたゴール10個は歴代最多タイ。
- TJ・オッシー (T.J. Oshie, セントルイス・ブルース) …ここ数年でデビューした若手選手では最高の成功率を誇る。
- ジョー・パベルスキー (Joe Pavelski, サンノゼ・シャークス) …彼もまた通算成功率が50%を超える。
- ジョナサン・テーブス (Jonathan Toews, シカゴ・ブラックホークス) …シュートアウトが採用されてからゴール数歴代1位であり、初めて50ゴールを超えた選手でもある(2020年現在)。キャリア成功率は5割に迫り、同じ年にデビューしたパトリック・ケインとともにシュートアウトでも貢献している。
- ヴォイテック・ヴォルスキー (Wojtek Wolski, フェニックス・コヨーテズ) …2008 - 09シーズン、シュートアウトで決めた10ゴールはヨキネンに並んで歴代最多タイ。
- シドニー・クロスビー (Sidney Crosby, ピッツバーグ・ペンギンズ) …2009 - 10シーズンはオリンピック決勝戦での決勝ゴールや、シーズントータルでは51ゴールを決めるなど、彼の更なるブレイクイヤーとなったが、シュートアウトでも10回中8回 (10回以上での成功率歴代2位) という驚異の成功率を誇った。
シュートアウト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 03:15 UTC 版)
ブレイク後の配置は運に頼るところが大きく、場合によっては手球を最小番号の的球に当てることが不可能なことすらあり得る。スポーツとして、運によって勝敗が決することを防止するため、以下に述べる「シュートアウト」というルールが採用されることがある。 ブレイクショットでファールがあった場合を除きブレイクショット後の次の球を撞くプレイヤーは「シュートアウト」と宣言することにより、的球に構わず手球を好きな位置に向かって撞き、難解な配球を相手プレーヤーへ渡してショットするかしないかを選択させることができる。この場合、後述する共通ファールを除く全てのファールが免除される。 これによりシュートアウトを行うプレイヤーは、自身にとって都合がよく、相手にとって都合の悪い配置を作り出すという駆け引きが生じる。シュートアウトは特にプロの試合においては、ほぼ必ず採用されているルールであるが、アマチュアの試合においては採用されない場合も多い。 シュートアウトという呼び名は日本国内では一般的であるが、海外では「プッシュ」と呼ばれることが多い。
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シュート・アウトと同じ種類の言葉
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