シャック登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 06:37 UTC 版)
「1992-1993シーズンのNBA」の記事における「シャック登場」の解説
1990年代のNBAは名センターの宝庫と言われている。バスケット界は時代に関係なく慢性的なセンター不足にあったが、当時のNBAにはアキーム・オラジュワン、パトリック・ユーイング、デビッド・ロビンソンなどその名を歴史に刻む名選手が同時期に在籍していた。そしてこの年、また一人新たな怪物センターがNBA入りを果たす。シャキール・オニール、通称"シャック"である。 まずその風貌からして異様だった。NBA入りたての当時はまだ線が細いほうだったが、それでも他のベテランセンターと比べても一回り大きな体躯を誇り、ただコートに立つだけで異様な存在感を周囲に放っていた。そして彼が一度動き出すと見る者の度肝を抜いたものである。あの風貌からは想像もつかない程の俊敏さ、コートを駆け巡る脚力、そして風貌通りのパワーを誇り、他を圧倒したのである。時代は1980年代中盤にNBA入りしたいわゆるジョーダン世代と呼ばれる選手たちがリーグを支配していたが、シャックの登場は来る新時代を予感させるに十分なインパクトがあった。 そのオニールはドラフトでオーランド・マジックから全体1位指名を受けた。また90年代末にシャックとトップセンターの座を争うアロンゾ・モーニングは2位指名でシャーロット・ホーネッツに入団。他には、クリスチャン・レイトナー、ジミー・ジャクソン、ラフォンゾ・エリス、トム・ググリオッタ、ウォルト・ウィリアムス、トッド・デイ、クラレンス・ウェザースプーン、ロバート・オーリー、ブライアント・スティス、マリック・シーリー、アンソニー・ピーラー、ダグ・クリスティ、トレーシー・マレー、ドン・マクレーン、ヒューバート・デイビス、ジョン・バリー、オリバー・ミラー、ラトレル・スプリーウェル、P.J.ブラウン、ショーン・ルックス、ポパイ・ジョーンズ、マット・ガイガー、プレドラグ・ダニロヴィッチらが指名を受けている。ドラフト外選手にはダーリック・マーティン、デイビッド・ウェズリーなどがいる。 オールスターにはS・オニール、A・モーニング、C・レイトナー、T・ググリオッタ、L・スプリーウェルの5人が選出されている。 詳細は1992年のNBAドラフトを参照
※この「シャック登場」の解説は、「1992-1993シーズンのNBA」の解説の一部です。
「シャック登場」を含む「1992-1993シーズンのNBA」の記事については、「1992-1993シーズンのNBA」の概要を参照ください。
- シャック登場のページへのリンク