シャステル・ブランとは? わかりやすく解説

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シャステル‐ブラン【Chastel Blanc】

読み方:しゃすてるぶらん

シリア西部都市サフィータにある城。アラビア語ブルジュサフィータ十字軍拠点だった時代に、テンプル騎士団によって城が築かれた。高さ27メートル堅固な壁をもつ。現在はギリシャ正教会教会として利用される


シャステル・ブラン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/05 23:22 UTC 版)

サフィータ」の記事における「シャステル・ブラン」の解説

シャステル・ブラン(Chastel Blancアラビア語ではブルジ・サフィータ Burj Safita、「サフィータの塔」)は十字軍時代テンプル騎士団築いた城である。サフィータ三つの丘のうち真ん中の丘にあった砦を改造した城で、周囲の広い範囲見張ることができ、十字軍国家騎士団築いた防衛網の重要な拠点であった屋根からは、西の地中海、南のかぶったレバノン山脈トリポリの町を見ることができた。また、北西テンプル騎士団要塞都市であるタルトゥースとその沖のアルワード島南西海岸線城塞シャステル・ルージュ(Chastel Rouge)、南にアルカ(Arqa)、南東聖ヨハネ騎士団本部クラック・デ・シュヴァリエを見ることができたはずである。現在建つ塔は、城のうちの天守にあたる塔で、高さは28m、幅は18m、長さは31mとなっている。西の壁には大きな鐘があり、サフィータから5km先でも聞くことができる。城は二度地震の被害を受け、1170年1202年改修した。塔が現在見る姿になったのは、この1202年改修時である。 聖ミカエル礼拝堂が城の1階にある。建設当時の時代背景考えると、この城には教会と砦という二つ用途があったと考えられる巨大な大理石注意深く積み上げて厚さ3m堅固な壁が塔の内部守っている。1階教会部分は、現在でもサフィータ正教会信徒が聖ミカエルささげる礼拝堂として使用している。一部破損した階段上った3階住居として使われた場所で、多数開いた小さな傾斜した窓は、中から弓矢射て城を守るためのものである。城の下の岩を削って造られているのは貯水池で、攻囲戦備えたのである.。 城の守備のため、この塔のほかにも砦があった。45m東には砦の入り口の門だけが残っている。フランス統治時代にはこの塔の再建図られたが、至近に住む村人多大な負担強いた

※この「シャステル・ブラン」の解説は、「サフィータ」の解説の一部です。
「シャステル・ブラン」を含む「サフィータ」の記事については、「サフィータ」の概要を参照ください。

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