シム18・シム19
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「国鉄シム1形貨車」の記事における「シム18・シム19」の解説
シム18・シム19の2両は、1958年(昭和33年)に製造された。日立製作所製造・所有の私有貨車であった。他のシム1形と異なり、この2両は化学プラント輸送などを主な目的としており、全長18,800 mmとかなり長い設計になっていた。これに伴い低床部も長くなっており、このために各種の輸送に重宝されていた。台車はC-1形であった。1962年(昭和37年)からシム15と同じようにモノレール輸送用にも対応した。1965年(昭和40年)2月に、吹田操車場で入換作業中に分岐器の途中転換が起きて脱線事故を起こした。これは、台車間の距離が長すぎて途中転換を防止する機構がうまく働かなかったためで、1966年(昭和41年)に対策として車体を1,550 mm短縮する工事を行っている。1969年(昭和44年)2月にシム200形へ編入され、シム218・シム219となった。常備駅は下松駅であった。1980年(昭和55年)11月20日に2両とも廃車となった。
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